2024.05.03
【代表談話】 憲法記念日を迎えて
参政党は、憲法を一から創り直す「創憲」を主張しています。
日本国憲法が作られたのは、77年前の昭和22年5月3日で、この時期、日本は連合国軍よる占領下にあり、主権が大幅に制限されていました。憲法草案もGHQ(連合国軍総司令部)によって作成されており、現行の憲法は日本人の自由な意思によって作られたものとは言えません。
今、憲法の一部を改正する「改憲」と、憲法を変えない「護憲」の議論が行われています。
参政党は、自民党の改憲案には反対の立場を表明しています。その理由の一つは、改憲案に緊急事態条項が含まれているためです。この点の詳細は、昨年10月30日付で公表した「緊急事態条項に反対する理由」で述べたとおりです。
→ https://www.sanseito.jp/news/9393/
憲法の本来の目的は、国の理想や仕組みを創っていくことにあります。
憲法が占領下で外国によって作られ、その戦後体制が維持されてきた結果、私たちは、憲法を通じて自分たちで国の未来を考えることを、学校でも社会でも、教えられてきませんでした。
こうして、次の世代を担う多くの若者が、自分の国の未来を自分たちで考えることをしなくなり、日本人としての自信や誇りを失っています。
参政党は、日本をもう一度、豊かで希望に満ちた国にするためには、自分たちで国の未来を考え、皆で憲法を一から創り直す「創憲」が必要だと考えています。
そのため、本年から、「創憲キャラバン」をという全国の党員が参加して憲法をつくる体験活動をスタートし、各地で一から憲法案をつくる活動を行っています。
この活動を通じて、多くの参加者から、「法律や政治の知識に自信がなく、最初はためらっていたが、いざ参加すると、国の未来を自由に話し合うことが、これほど楽しいとは知らなかった」という声があがっています。
憲法はその国の歴史に基づいて作られるものです。
先人たちは十七条憲法、五箇条の御誓文、大日本帝国憲法など、自分たちで国の未来を考えるという意思と行動によって立派な法を作り上げてきました。
「憲法を創る」というと難しく感じるかもしれませんが、どんな国にしたいか、どんな仕組みがあるべきか、アイデアを出し合うことから始まります。
法律の知識がなくても、これまで憲法を読んだことがなくても、この機会に、将来の世代に何を残したいのか、大切だと思う理想や国の仕組みについて考えてみませんか。
憲法を一から創り直す「創憲」の実現に向けて、参政党は活動を続けて行きます。
<参政党が考える、憲法に関する3つの基本原則>
1 国の守りの強化
2 国民の権利や自由の尊重
3 日本の国柄の反映
参照:令和4年7月19日付参政党ウェブサイト
https://www.sanseito.jp/news/4706/
参政党代表
神谷宗幣