今回の法案制定は、国防費を倍増です。倍増してまで一体何を守ろうとしているのか、大臣のお考えをお聞かせいただきたい。
今回の法案制定は、国防費を倍増です。倍増してまで一体何を守ろうとしているのか、大臣のお考えをお聞かせいただきたい。
政府の最も重要な責務として、国民の命と平和な暮らし、そして我が国領土、領海、領空を断固として守り抜かなければなりません。
100年後に日本の民族構成、伝統や文化が変わってしまっているとか、日本語が使われなくなっているとか、全く違う歴史が教えられているとか、国柄が変えられてしまっては、日本が日本じゃなくなってしまうという危機感を国民の多くは持っている。
自衛官が何のために命を懸けているのかということがしっかり落とし込めるような、そういった発信を防衛大臣からしていただきたい。自衛隊員の士気・国民の防衛意識の向上、法整備、継戦能力といったものを手当てしていくべき。
戦後、ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムなどで刷り込みがあり、その影響で国防意識が低い国民になってしまった。国民がこの意識では、戦う前に負けているようなものだ。
スイスが配布していた「民間防衛」という本があります。国民が防衛意識を高めるための最低限の情報がしっかりと詰まっています。心理戦や世論戦も学んでおかないと、また、戦うべきではない相手と戦わされたりしてしまう。
日本版の「民間防衛」を作って国民に配布するなどして意識啓発をしていただきたい。
予算倍増の先にどういった法整備で国防力を強化を考えているのか。
現時点で網羅的に全てをお示しすることは困難である。
新たな法的措置が必要と考えられる取組が生起した場合、ある程度具体化した段階で御説明できるように検討します。
日本を攻めても日本人は抵抗するという姿勢を示して、抑止力を高めておくということが大事。特に心配なのが、食料。
食料生産体制をしっかりと構築していただきたい。有事における食料の確保について、他の省庁と連携して対策など考えているのか。
輸入の途絶など不測の要因により需給が逼迫する場合においても国民への安定的な供給の確保をしていく必要がある。
農林水産省においては、国内における生産基盤の強化や食料の備蓄など、食料の安全保障に関する取組がなされていると承知している。
防衛省・自衛隊も、有事における国民の食料の確保については各省庁と連携してしっかり取り組んでまいりたい。
食料自給率が低いというのはもう皆さん御存じだと思います。今回、多額の予算で武器やミサイルを購入されるが、このお金で日本の農業、農林水産業、十分立て直せる予算だと思います。総合的な防衛計画、戦略を作ってほしい。武器を買って無駄遣いしましたとならないようお願いしたい。