アルツハイマー病新薬:レカネマブ

レカネマブはアルツハイマー病の進行を抑制する薬剤になります。東京都健康長寿医療センター副院長の岩田 淳先生によると、「レカネマブを1年半投与すると半年ほど、3年投与すると1年ほど進行を遅らせることができる。」とのことです。

引用元: https://news.yahoo.co.jp/articles/985acfb63a9a4d6fad74aab98d45caca665ddfd0

国民の17人に1人にあたる約750万人が認知症になると言われています。 その約50%の375万人が アルツハイマー病であり 、その20%にあたる75万人に 年間300万円のレカネマブを 1年間使ったとすると、約2兆2250億円かかります。 ほとんどが1割負担だとすると 社会保障費からは約2兆円かかることになり、我が国の医療費の約4%を認知症のわずかな進行予防に使うことになります。

認知症が完全に治るならまだしも、1年6カ月投与して6カ月ほど進行を遅らせられる薬剤に、莫大な医療費を使う価値があるのでしょうか?グローバリズムの流れの中、高額薬剤、高額医療機器による医療の増大は加速していくのは間違いありません。医療的正義と社会的正義のバランス、高齢者の尊厳と若者の経済的な負担のバランスなどを、国民一人一人が我が事として考えていかねばなりません。

1983年10月9日生まれ。浜松北高校、浜松医科大学を卒業。2023年度末まで医師として総合病院で16年間勤務後に退職し、現在は美容クリニックの院長を勤めている。専門は形成外科。「日本の国益を守り世界に大調和を生む」という理念、「教育、食と健康、国守り」という3つの重点政策に強く共感。16年間、医療現場を見てきた人間として、現行の医療の様々な問題を切り口に、参政党の理念の実現に向けて一翼を担いたい。

松下ゆうき
静岡第8区国政改革委員
静岡県支部連合会