事前運動?

2024.7.7に東京都知事選があります。蓮舫議員が出馬予定のようですが、枝野議員と共に行った街頭演説が問題となっております。

まだまだ私も勉強中ですので、政治活動と選挙運動の違いを理解して十分に気を付けていかねばなりません。広義の政治活動とは「政治上の目的をもって行われる一切の活動」と定義されます。私たちが気を付けるべきは、公職選挙法で定められている、狭義の政治活動と選挙活動の違いです。狭義の政治活動とは「政治上の目的をもって行われる活動から,選挙運動にわたる一切の行為を除いたもの」とされますので、公示(告示)日から投票日前日までの、選挙運動期間に行われる選挙運動以外は、全て狭義の政治活動になるわけです(投票日は除く)。

今回の街頭演説では、選挙期間外に選挙運動を行ったのではないかという、いわゆる事前運動に当たるのではないかという指摘です。演説で問題となった点は以下の通りであり、本日国会でNHK党の浜田議員が質問をしていました。浜田議員によると以下の点が問題です。

事前運動に該当する3要件というものがあり、「①選挙の特定→都知事選挙」、「②候補者の特定→蓮舫議員」、「③投票依頼→勝たせましょう」、この3要素が演説内で全て揃っているということです。

SNS上では多くの人が事前運動ではないかと声をあげていますし、私もさすがにこれは問題があるのではないかと思います。逆にこれがスルーされるようであれば、「●●選挙に●●は挑戦しますので、●●を勝たせましょう。」と毎日言えることになります。

ちなみに公職選挙法では、129条で「事前運動」が禁止されていて、この事前運動の禁止に違反して、刑事事件として摘発・起訴され、判決にまで至ると、1年以下の禁錮又は30万円以下の罰金に処せられ、選挙権及び被選挙権が停止されるそうです。

どうなるか注視していきます。

1983年10月9日生まれ。浜松北高校、浜松医科大学を卒業。2023年度末まで医師として総合病院で16年間勤務後に退職し、現在は美容クリニックの院長を勤めている。専門は形成外科。「日本の国益を守り世界に大調和を生む」という理念、「教育、食と健康、国守り」という3つの重点政策に強く共感。16年間、医療現場を見てきた人間として、現行の医療の様々な問題を切り口に、参政党の理念の実現に向けて一翼を担いたい。

松下ゆうき
静岡第8区国政改革委員
静岡県支部連合会