本当に紅麹サプリのせいですか?

https://news.yahoo.co.jp/articles/57ed167e5f873b63f10e47b7e80210729e34b7b2/images/000

2024.6.30の記事になります。コロナワクチンと、紅麹サプリとの、それぞれに対する厚生労働省の対応の違い、報道の違いには、本当に呆れております。この記事には症例が書かれていました。

90歳代の女性。紅麹サプリを摂取し始めて9カ月以上経過した頃に、発熱、倦怠感、腎機能低下のために入院。その後サルコペニアが進行し、尿路感染症を合併し、その2か月後に亡くなった。

猪阪教授は「サプリが直接の原因ではないが、関連死といえる」との見方を示した。

90歳代の超高齢者が、上記の経過で亡くなったとすれば、それは老衰です。紅麹サプリを摂取していた方が、腎障害を合併したら、そこに関連性があるというのは、あまりに短絡的で医学の常識とは乖離しています。

もちろん、あらゆる薬剤やサプリは臓器障害を起こすリスクがあるのは念頭におきながら診療をします。ですから、なるべく薬剤や化学薬品などは身体に入れないべきなのです。患者さん側も、納得した上で摂取と接種をするべきではないでしょうか?

1983年10月9日生まれ。浜松北高校、浜松医科大学を卒業。2023年度末まで医師として総合病院で16年間勤務後に退職し、現在は美容クリニックの院長を勤めている。専門は形成外科。「日本の国益を守り世界に大調和を生む」という理念、「教育、食と健康、国守り」という3つの重点政策に強く共感。16年間、医療現場を見てきた人間として、現行の医療の様々な問題を切り口に、参政党の理念の実現に向けて一翼を担いたい。

松下ゆうき
静岡第8区国政改革委員
静岡県支部連合会