新型コロナ対策、ワクチンによる健康被害への対応について

世界中の国がとうにコロナワクチン接種をやめているのに、日本では9月20日から、7回目となるオミクロン株(XBB1.5)対応1価ワクチンの接種が始まっています。私はコロナワクチンの接種が始まる前から、「解決策はワクチンしかない」と一つの出口にだけ追いやられるような空気には違和感を覚えていました。

本当にワクチンしか解決策はないのか、他の選択肢も広く提示し闊達な議論を受容すべきでないのか、なぜ治験も終わっていないワクチンを全世界の国民に打つことがOKになるのか。ヒステリアに押されて色々なことが納得できないままに進んできた感は否めませんでした。

 今回のコロナワクチンで、接種後に生じた副反応を疑う事例については、厚生労働省の発表で36,457人、そのうち死亡は2,076人、重篤な症状の方は8,638人となっています(令和5年7月28日報告分)。また、予防接種健康被害救済制度は、予防接種と健康被害との因果関係が認定された方を迅速に救済するものですが、申請の受理が8,957人、そのうち認定が4,520件、うち死亡例は269件、未着手が3,682件と報告されています(令和5年9月27日)。

 副反応疑い報告も健康被害救済制度も、報告数は氷山の一角です。前者は、医師や医療機関が健康被害がワクチンと関係があると捉えなければ報告しなくてもよく、後者は申請のために必要な診断書の収集等がハードルになっており、またそもそも制度を知らない方や制度が難解で理解できないという方が多いことが、新型コロナワクチン後遺症患者の会が実施したアンケート結果からも分かります。

 当初は2回接種すればよく、感染予防のためとうたわれたコロナワクチンですが、接種回数がどんどん増え、また重症化予防が目的に置き換わりました。接種回数と感染者数の推移のグラフなどを見ても、また、米国ワクチン接種が感染を防ぐどころか、接種すればするほど感染者が多くなっていることが分かります。昨年12月に米国のクリーブランドクリニックが出したレポートも話題になりましたが、5万人を超える雇用者を対象にワクチンの接種回数と感染率を検討したところ、未接種者の感染率が最も低く、接種をするほどコロナウイルスに感染しやすいことが示されました。

 そしてまた、今回のXBBワクチンは、厚労省の資料によると、効果として、”抗体が4倍になった”と謳われています。確かに中和抗体が「444」から「1,800」と増えて4倍になったとのこと。一方で、最初に接種された武漢型ワクチンの抗体は「100,108」できています。つまり、XBBワクチンを打って誘導される抗体はほとんどがもはや流行っていない武漢型です。しかも、抗体が増えたからといって、イコール重症化予防になることが検証されているわけではありません。しかもファイザー製のワクチンはマウスによる治験しか行われていません。さらに、今現在の主流株はELIS(エリス)とも言われています。いったいなんのためのワクチンでしょうか?
 
 9月21日に、仙台市議会において、参政党の大河原ふゆこ市議がコロナワクチンの問題点や健康被害について一般質問を行いました。アーカイブ映像はこちらからご覧いただけます。事前に大河原市議が仲介し、新型コロナワクチン後遺症東北患者の会や東北有志医師の会らが提出した陳情もあと押しになったのか、仙台市のホームページ上に、市内の健康被害の状況等が掲載されました。

 私もしっかりとワクチン問題について、これ以上の接種は不要であることを訴え、健康被害にあわれた方の救済等々に取り組んでまいります。

1970年生まれ、茨城県結城市出身。米オレゴン州立大学国際学・社会学卒 業。キリスト教牧師。モザンビークに5年間駐在し、子供育成プログラムマネジャーを務める。現在も「Hands of Love」という団体を立ち上げ、アフリカでの幼稚園、職業訓練、農業指導に関わっている。また、15年にわたって高校で性教育講演会を行うなど、さまざまな形で教育に関わってきた。

ローレンス綾子
宮城県議会議員候補 青葉選挙区
宮城県連