2024.09.02
【記者会見報告】令和6年8月21日 定例記者会見
参政党は8月21日(水)16時より定例記者会見を行いました。
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最初に神谷宗幣代表より挨拶がありました。
「皆さん、こんにちは。直近のテーマで、皆さんも我々も大きなインパクトを受けたのは、岸田総理が総裁選に出馬されないというニュースだったと思います。我々は、岸田総裁が当然総裁選に出られるものと考えて、いろいろなスケジュールを組んでおりました。しかし、今回出馬されないということで、多数の方々が候補者として名前が上がってきています。どのような方が次の総裁になられ、総理になられるのか、解散総選挙などの動きにどうつながるのか、党の執行部でも党員ともども非常に気にしているところです。
石破さんの支持率が高かったり、昨日、小泉進次郎さんが出馬を表明されたりしました。小泉さんは43歳で、私とほぼ同世代です。私は今、国政政党の党首の中で最も若いのですが、小泉さんが出馬されると、自民党の方が最も若くなります。世代交代が進むことで、国民の政治に対する見方も少し変わるかもしれません。
ただ、我々参政党としては、自民党が抜本的に変わってくれるなら、それはありがたいことです。しかし、看板だけを変えて政策が変わらないのであれば、国民に対してしっかりと訴えていかなければならないと考えています。代表が変わるだけではなく、政策や国の運営を本当に変えてほしいということを、今後も訴えていく必要があると考えています。
解散が10月末だという話も聞こえてきていますが、そうなってくると、我々も衆議院選挙の準備をしなければなりません。重点選挙区を6つ決めているのですが、果たして6つ全部で戦えるかどうかを検討しています。戦うと決めた場合には、重点区にもう少し候補者を追加しないと十分に戦えない地域もありますので、候補者の追加を急いでやらなければならないと考えています。
岸田総理が出馬されないということを受けて、党内で一番のニュースと言いますか、我々が考えていることは以上です。
同時に、来年の7月には参議院選挙が決まっています。我々は参議院選挙の全国比例で戦わなければなりません。本日から参政党のホームページで、参議院選挙の各選挙区の候補者の公募を始めております。我こそはと思われる方は、ホームページを見ていただき、公募に応募していただきたいと考えています。
8月10日には、第5回目の参政党の政治資金パーティーを神戸で行いました。西日本では初めての開催でしたが、多数の方にご参加いただき、盛況のうちに幕を閉じました。しかし、東京でのパーティーとは参加者数が少し違ったので、関東圏にいろんなものが集中していることを改めて感じました。ただ、関西ならではのものもあり、例えば政治をテーマにした漫才をやってもらい、党員から高評価を得ました。今後、東日本でもそういった関西らしい要素を織り交ぜていければと思っています。
8月15日は終戦の日ということで、私も党代表として初の終戦談話を発表しました。戦争はもちろんダメですが、戦争がなぜ起きるのか、そのメカニズムや利権などについてもしっかり国民に訴えていかないと、戦争反対だけでは国際的な紛争や戦争は収まらないのではないかというメッセージを出させていただきました。
また、7月から全国47都道府県を党代表として回っております。昨日で17県目が終わり、残り30県となっています。各地を回るのは大変ですが、県民性もありますし、現場に行くと党員、すなわち国民の声が聞こえてきます。政治や日々の生活に対する不満や不安を皆さん持っているので、国会議員として、政党としてそれをしっかりと受け止めていく責任があると感じています。個人で膝を交えて話すと、いろんな思いを聞かせていただけますので、国会議員としてこれからもしっかりとやっていかねばならないと現場で教えていただいています。
現在、大阪府箕面市で木下のぶおさんが市議会議員選挙に、鹿児島県の与論町で池田りえさんが町議選に出馬しており、しばらく参政党の地方選挙はなかったのですが、今月あたりから地方議員の選挙が毎月始まります。今週の土曜日には、私は箕面市での選挙応援に入ります。金曜日には与論町に入る予定でしたが、財政金融委員会が閉会中審査として入りましたので、残念ながら与論町には今回は行けませんが、全国行脚とともに候補者の応援にも回っていきたいと考えています」
次に、高井ちとせボードメンバーより地方選挙に関して報告がありました。
現職議員の入党 無し
地方選挙 無し
所属議員数
参議院 1名
都道府県議会 5名
区議会 13名
市議会 94名
町議会 17名
村議会 4名
合計134名
→ https://www.sanseito.jp/member/
地方選公認候補予定者
→ https://www.sanseito.jp/candidate/
第23次公認候補予定者
佐賀県唐津市議会議員選挙 新人 木下 隆太郎(きのした りゅうたろう)
千葉県茂原市議会議員選挙 新人 今野 俊賢(こんの しゅんけん)
次に、新開ゆうじボードメンバーより衆議院選挙に関して報告がありました。
衆議院選公認候補予定者
→ https://www.sanseito.jp/shuin_election_50/
第16次公認候補予定者
小選挙区 東京都第5区 塗木 洋平(ぬるき ようへい)
公認辞退 1名
小選挙区 鹿児島県第4区 横井 さくら(よこい さくら)
現在の衆議院選挙公認候補予定者
比例代表 6名
小選挙区 81名
公認候補決定 86名(重複 1名)
平均年齢:45歳
男女比:男性 50名(58%) 女性 36名(42%)
続いて高井ボード、川副代表より事務局からの報告がありました。
「今お手元に資料を配布させていただいておりますが、給食プロジェクトについてお伝えさせていただきます。先月の記者会見でも少しお伝えしましたが、参政党の議員団では「日本の食と子供を守る給食プロジェクト」を立ち上げることとなりました。このプロジェクトの趣旨としましては、子供たちの心と体を育む食を大切にし、給食を通じて農業など一次産業を守り、国と地域を支えることを目指しています。
このプロジェクトを立ち上げた背景ですが、昨今の食材費高騰によりコスト削減が行われ、給食の質や量が低下しているケースが見受けられるようです。このような状況の中、食と健康を重点政策に掲げる私たち参政党ができることは、やはり給食の質の向上を目指すことではないかと考えました。また、輸入に依存するのではなく、地域の食を守る意識を育てることは、日本全体の食料自給率向上にもつながると考えています。これらの考えに基づき、私たちは次の5つの柱を掲げました。
・ 子供の健康と農業を守る食育
・ 地産地消・食料自給率の向上
・ 科学物質や添加物の削減
・ 質向上のための公的負担の実現
・ 不登校の昼食サポートの実施
この5つの柱をもとに、現在プロジェクトを進めております。現在の進捗としましては、7月末に参政党議員団で各所属自治体に給食に関するアンケートを実施しました。その調査結果は本日リリースし、給食プロジェクトのホームページに掲載しております。今後も議員団全体で給食に関する実態調査や情報発信、議会質問など、あらゆる機会を通じて質の高い給食を目指してまいりたいと考えております」
「事務局報告として私から3点報告いたします。まず1点目は、先ほど代表から話がありましたが、参議院選挙の公募が本日からスタートしております。来年7月の選挙でありますが、参政党としては前回同様、45選挙区すべてに候補者を擁立し、選挙を戦う予定であります。是非とも、まだ時間はありますが、「我こそは」という方がいらっしゃれば、党のホームページから公募フォームを通じてご応募ください。
2点目は、参政党の入党に関してです。これまで参政党としてはWeb上での入党しかできなかったのですが、各地域から「紙ベースで入党をできるようにしてほしい」という声が上がりましたので、今月末から紙ベースでの入党手続きをリリースする予定です。紙ベースで入党を希望される方は、月末に党のホームページをご確認ください。
最後に、参政党の「政治塾」に関してです。これまで何度かこの場でも発信させていただきましたが、いよいよ来月開校となります。現在、入塾が決まっている方が237名となりました。地域的に言うと、北海道ブロックで12名、東北ブロック19名、北関東ブロック21名、東京ブロック43名、北陸信越ブロック19名、東海ブロック25名、近畿ブロック40名、中国ブロック17名、四国ブロック10名、九州ブロック31名ということで、合計237名の方が第1期の塾生としてこの塾に通う形になります。全9回として、来年3月末まで開校を予定しております。この中から一人でも多くの方が参政党の政治家として、各地方でその力を発揮できるよう、私たちもバックアップをしていきたいと思っております」
次に質疑応答が行われました。
Q. 神谷代表にお伺いします。次期衆議院選挙について、重点6選挙区やブロックの見直しも含めてご検討される旨のご発言がありましたが、現時点で「ここは絶対に大事だ」とお考えの選挙区がありましたら、お聞かせください(NHK)
A. はい、ありがとうございます。前回の参議院選挙では、近畿ブロックが最も重要なエリアでしたので、近畿ブロックは外せないと考えています。また、東京も首都であり重要なエリアです。これを見越して、15区の補選もやりましたので、東京ブロックも人をしっかり立てていかないとと思っています。この2つの選挙区は絶対に外せないと考えています(神谷)
Q. 候補者の擁立を進めると仰っていましたが、政治塾の塾生が衆議院選挙の候補者になる可能性はありますか(NHK)
A. 察しがいいですね。実はその可能性も考えて政治塾を設けました。塾生にはまだ伝えていませんが、候補者を立てたい選挙区がいくつもあります。そこで、急ぎ塾生や党員の中から候補者を探し、お願いしていこうと考えています(神谷)
Q. 皇位継承について大体他の政党のヒアリングが終わり、先日、議長らの記者会見がありましたが、結局取りまとめには至らなかったということで、その取りまとめ時期についても特に言及がありませんでした。現状、今後どのように進んでいくとお聞きでしょうか?また、どうなってほしいとお考えですか(共同通信)
A. 参政党もそのヒアリングに参加させていただきました。我々はまだ小さな党で、日曜討論にも呼んでいただけないので、ヒアリングに呼んでいただけたことに感謝しています。私がその場で議長に対してお伝えしたのは、この問題はすでに長い時間がかかっているため、早急に決定してほしいとお伝えしました。各党の意見が合致することは難しいため、どこかで落としどころを見つけて、議長、副議長のもとで意見をまとめてもらいたいと考えています。
また、この問題は国会議員だけで決めるべきではなく、皇室や皇族の皆さんの意向をしっかりと反映した案にしてもらいたいということもお伝えしました。参政党としては2点ありまして、まず皇位継承者の数が少ないため、養子を取るなどありとあらゆる手段を検討し、皇位継承者を増やすことが必要だということ。また参政党としては男系男子での継承を希望しており、この点についても揺らがないようにと強調しました。
繰り返しになりますが、議論を長引かせず、早急に意見を取りまとめてもらいたいという要望も改めてお伝えしました。以上です(神谷)
最後に藤本かずきボードメンバーより閉会のご挨拶を申し上げました。
「藤本です。よろしくお願いします。まずは本日もお忙しい中こちらに足を運んでいただき、そして画面越しでご視聴いただいて誠にありがとうございます。
我々参政党は、昨今の岸田首相の不出馬ですとか、さまざまな政局の動きがある中でも、先ほど発表させていただいた「日本の食と子供を守る給食プロジェクト」を進めています。これは次世代のために必要なことだと考えており、同時に参政党の政治塾も進めております。我々は選挙戦略だけでなく、誰でも政治に参加できる日本を作りたいと思っております。また、若手の人材を育てていきたいという学びの党でもございます。
本来我々がこういった強い日本、政治を作りたいと願っているものは、政局がたとえ動こうとも、確固たる思いでプロジェクトを進め続けるという強い意志を持っているということは受け取っていただきたいと思います。
一方で、もし総選挙が行われるとなった場合、我々の思いや活動を続けていくために、結果を出さなければなりません。その際には皆さんのご支援が不可欠です。ぜひこのような活動に共感をいただいている方、改めて選挙の際にはもう一度力を貸していただきたいとお願い申し上げます。
本日もお忙しい中、皆さんのお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします」
次回の記者会見は9月末を予定しています。