2023.05.29
【記者会見報告】 5月24日定例記者会見
5月24日(水)15時より定例記者会見を行いました。
→【アーカイブ動画】
→【第一次衆院選公認候補予定者】
最初に松田学代表より挨拶がありました。
「G7広島サミットで岸田政権への支持率が上昇し、いつ解散総選挙になるかわからないということで、我々も準備を進めようとしている。参政党はどういうスタンスに立つか議論し、政策について党内で議論をしている。
今回のG7サミットは、『ゼレンスキーサミット』になってしまった。大成功という報道一色だが、結果はF16の支援が決まるなど、戦争が長引く方向になった。戦争が継続すればするほど無辜の民の被害者は増える。
力による現状変更は許さない、プーチンは侵略者、というのは確かにそうだが、戦争が長引いて中国のパワーが拡大している。台湾に対する防衛についてもアメリカはウクライナへ武器を回しているなどの指摘がある。
世界に「大調和を生む」という我々の理念から見ても、日本の守りにとっても、本当に良かったのか。十分に有権者に訴えていかなくてはならない。
ウクライナの戦争の状況の報道についても事実と若干違うところがある。我々は、本当の情報を共有できているのか。参政党はコロナでも本当の情報を共有しようというところで有権者の支持を得た。
ウクライナ戦争、G7についても、我々は本当の事実を知った上で判断しよう、ということを有権者に呼びかけていく。
いま論点となっているLGBT差別禁止の法制化の問題については、世界の大勢がどうなっているのか。G7の他の国は性同一性や性自認についての差別禁止法制ある、だから日本もやらなくては、というのは事実に反している。調べたところG7の他の国では法制の事実がない。カナダで就職において差別をしてはいけない、とあるのみ。日本では憲法で性別の差別をしてはいけないと掲げている。他の国も大体そのようなもの。
またLGBTについてはアメリカ国内で大きく社会を分断している。両論があり、世界の大勢とは言えない。
日本の国柄として、もともと差別の少ない国である。議論が十分できていない中で、性急な差別禁止という法律を作っていいのか、もっと議論をすべきではないか。他の政党があまり言っていないので、我々が有権者の声に応えなくてはいけない、と考えている。
我々は、学びの政党として、過去の歴史、世界の情勢をよく学んで、政治に参加していこう、という政党。
参政党の精神をぜひ多くの有権者の方々に知っていただき、その上で選択をしていただくような選挙にしていかなくてはならない」
続いて、新たに就任したボードメンバーの二人から挨拶がありました。
高井ちとせ
「4月の統一地方選において熊本県議会議員に初当選した。
3歳の子供を育てる普通の母親。議員としてもスタートラインに立ったばかりだが、
普通の母親が『地域を良くしたい』『日本を良くしたい』と奮闘する姿を皆さんにみていただきたい。しっかりとボードメンバーとしての責任を果たしていきたい」
藤本かずき
「先日の統一地方選において福井県議会議員に初当選した。
誕生日を迎え27歳になったばかりで、先日まで一市民であった。そういった立場から、ボードメンバーという重責に応えられるよう、成長していきたい。その影響を若い世代にも伝えていきたい。まだまだ成長が必要だと自覚しているが、皆様と共に歩んでいきたい」
次に質問主意書について松田代表より報告がありました。今回は7本提出しており、そのうち4本は政府からの答弁が出ております。
→ 質問主意書について https://www.sanseito.jp/question
2023年4月26日 質問第63号 我が国に設置された孔子学院に関する質問主意書
2023年4月26日 質問第64号 経口中絶薬に対する懸念と性教育に関する質問主意書
2023年5月8日 質問第68号 最先端半導体政策(ラピダス株式会社)に関する質問主意書
2023年5月17日 質問第75号 日本政府の半導体政策に関する再質問主意書
2023年5月18日 質問第78号 公的機関の職員の国籍に関する質問主意書
2023年5月19日 質問第80号 我が国における外国人による土地取得に関する再質問主意書
2023年5月23日 質問第81号 我が国の防衛技術開発を忌避する日本学術会議が中国の軍事技術開発を担う国防七校と我が国の大学機関との共同研究等の提携を不問にしている
次に新たに入党した議員と地方選挙の結果、年末までの公認候補予定者について川裕一郎副事務局長より報告がありました。
「統一地方選挙では100名の当選があった。それ以降新たに2名が参政党の議員となり、合わせて127名の議員数となった。
・大分県佐伯市議会議員 西條 隆洋(さいじょう たかひろ・現職)
・東京都足立区議会議員 加地 正尚(かじ まさなお・5/21当選)
党所属議員数の内訳
・参議院 1名
・県議会議員 5名
・区議会議員 14名
・市議会議員 89名
・町議会議員 15名
・村議会議員 3名
合計 127名
来月から今年一杯の公認候補数は、
・県議会 1名
・政令市 4名
・市議会 11名
・町議会 1名
・村議会 2名
・非公開 6名
合計26名が公認候補として決定している。
年内中に議員数を200名にすることを目標に掲げて活動している。一人でも多くの方が当選するように全力でバックアップしていきたい」
次に神谷宗幣事務局長より衆議院選挙の一次公認として21名の発表がありました。
候補者の詳細はこちらです。
比例代表
【中国ブロック】 高竹 和明(たかたけ かずあき)
小選挙区
【群馬県第2区】 丸山 元子(まるやま もとこ)
【群馬県第3区】 井田 雅彦(いだ まさひこ)
【群馬県第4区】 森 裕一(もり ゆういち)
【埼玉県第4区】 高堀 亮太郎(たかぼり りょうたろう)
【埼玉県第9区】 大津 力(おおつ つとむ)
【千葉県第1区】 上田 敦広(うえだ あつひろ)
【千葉県第10区】 椎名 亮太(しいな りょうた)
【東京都第14区】 大賀 靖郎(おおが やすろう)
【東京都第23区】 大山 大地(おおやま だいち)
【東京都第26区】 大隈 優子(おおくま ゆうこ)
【神奈川県第13区】 石井 匡(いしい ただし)
【山梨県第1区】 仲沢 修(なかざわ おさむ)
【滋賀県第1区】 片岡 真(かたおか まこと)
【京都府第1区】 安達 悠司(あだち ゆうじ)
【大阪府第3区】 中条 栄太郎(ちゅうじょう えいたろう)
【大阪府第8区】 谷 浩一郎(たに こういちろう)
【奈良県第2区】 湯浅 忠雄(ゆあさ ただお)
【和歌山県第1区】 林元 将崇(はやしもと まさたか)
【長崎県第1区】 黒石 隆太(くろいし りゅうた)
【大分県第2区】 皆川 めぐみ(みながわ めぐみ)
比例代表 1名
小選挙区 20名
非公開 3名
合計 24名
今回比例の公認を取られた高竹さんより挨拶がありました。
高竹和明
「参政党の政策理念、政治哲学を踏まえて選挙戦を戦う準備をしていく。
日本人の誇り、自信、勇気を取り戻していきたい。
一番大切な子供達が夢のある、希望の持てる社会を目指していきたい。
いつ解散になってもしっかり戦っていく」
引き続き神谷事務局長より衆院選に関して、
「高竹さんは、日本青年会議所の会頭を務められていた人物」
「いま、80名ほどの公募がある。最終的には、全国の比例11ブロックには比例の候補を立て、小選挙区には100人の候補を立てるという目標で公認審査を急いでいる。
我々はすぐに小選挙区で勝つのは難しい、比例で議席を獲っていく形を目指して、選対を組んでいる。
参政党は、ほぼ政治の素人が集まって作っている政党。
今回一緒に戦ってみよう、という方は党のホームページから申し込んでほしい。
情勢は刻々と変わっており、参政党は地方議員も増えているので、他の政治団体から選挙区で一緒に戦いたい、という申し出が来ている。現在条件を調整中。提携するとなったら記者会見で発表する。
参政党は、結党当初から政策は党員が作る、というコンセプトで『DIY』を訴えていた。
すでに参議院選挙では10の柱を作ったが、あれから一年経ち、10ヶ月ほどの間に、研修を受けた党員がチームを作り、政策カタログを作っている。
また、憲法に関しては草案から自主憲法を作る『創憲』を訴えており、創憲チームも活発に動いている。
解散総選挙までには、『政策カタログ』は出せるよう党員にまとめてもらっている。国政政党として、総合政策を訴えながら戦っていきたい」
との話がありました。
続いて質疑応答を行いました。
Q. 比例区と小選挙区の重複立候補はどれくらいあるのか
A. 候補者による。重複立候補者もいれば、比例のみの方もいる。各ブロックごとに候補者で話し合って決めてもらう。(神谷)
Q. 高竹さんは比例のみか
A. 比例のみと聞いている。(神谷)
Q.孔子学院が日本の大学にあることで何の問題があるのか改めて説明していただきたい。また、LGBT法案について、参政党として今後どうしていくのか。
A. 孔子学院は中国共産党の宣伝機関。また大学の中でコントロールが効いていないと言われている中で、中国の情報宣伝工作に使われている。大学の中に入り込んで日本の技術に関して経済安全保障上の問題も懸念される。
拠点を通じて、情報工作が日本で広く行われている。その中でも孔子学院は教育面で思想的な影響を与えており、また情報面でも日本の情報が抜かれている。
広い意味での我が国の安全保障の懸念がある。他の国でもそういった懸念で閉鎖させている。世界の流れでもあり、日本としてもそれくらいのことはやらなくては、というのが我々の問題意識。(松田)
LGBTについて、国会では一人しかいないが反対をしっかりしていく。地方議会でも法案等が通ってしまうと、色々な条例ができてくる可能性があるので、地方議会でも反対する、といったことをやっていきたい。
一方でLGBTの方についての差別を容認しようということでは全く無く、差別はもちろん駄目。
党員の中でもLGBTの方がいらっしゃる。そういった方を招いて、今どういったことがお困りなのか、どういう制度をつくればいいのか、など個別の問題解決を考えていけばいいのであって、総論で網掛けをするような理念法案については必要ないというスタンス。
反対するならどうすればいいか代案を当事者の方々と勉強会を開き、聞きながら提言することを党としてやっていきたい。(神谷)
Q. 衆議院選の新潟県内の5選挙区でどの程度の擁立を予定しているか。
A. 参政党は今回6のブロックを重点区としている。東京、北関東、南関東、東海、関西、九州、の6ブロック。
それ以外の北海道、東北、北信越、中国、四国は比例のみで戦う形となっている。が、単独で戦う場合の想定であり、他の団体と協力するとなった場合は条件が変わってくる。
現状では6ブロックは小選挙区で戦い、それ以外は比例のみで戦う。(神谷)
Q. 連携する政治団体は、公職選挙上の政党要件を満たしているところも含まれるのか
A. 可能性はあるが、なんとも言えない。我々が要件を満たしている政党としては一番小さいので、我々からということはなかなか難しい。そういった話があれば組む可能性は十分にある。単独で戦っても一番小さくて支持も少ない党なので、そういった話があれば積極的に模索していきたい。(神谷)
Q. 現時点ではそれ以外の政党から話があるということか
A. ノーコメントでお願いしたい。話自体の有無についても出してはいけないと思っている。色々な話をする用意がある、ということで。(神谷)
最後に松田代表より閉会の挨拶を行いました。
「大半の話が衆議院解散総選挙にどうしてもなってしまう情勢に入ってきた。
参政党は昨年度の参院選の際に『参政党現象』という言葉ができたように、有権者の一部から大変な期待を受けて国政政党になったが、まだまだ、参政党の存在を知らない国民が多数いらっしゃる。いかに参政党の存在を知ってもらうかが大きな課題であり続けている、という中での国政選挙でもある。
昨年度の参院選では教育、食と健康、国の守りと3つの柱を掲げて戦った。これに多くの方が共鳴いただいているが、さらに多くの国民の心を掴む政策をやっていきたい。
参政党は実は色々な政策がある。まだまだ十分知られていないので、世の中に訴えきれていない面がある。国民が主体的に政治を考えて、正しい情報の上で判断していく。日本の国をどうしたらいいか、ということをメディアの報道だけに頼らずに、自分の頭で考える。そういうことを我々は日本国民に広く根付かせていきたい。
その上でいい選択を日本の将来のためにしていく、そういうことを訴える存在であり続けて支持を拡大していきたい」
次の記者会見は、6月28日(水)15時を予定しています。