2023.09.28
【記者会見報告】8月30日定例記者会見
8月30日(水)15時より定例記者会見を行いました。
→ 【アーカイブ動画】
最初に神谷宗幣新代表より挨拶がありました。
「今日のボード会議で松田党代表が辞任。神谷宗幣が参政党新代表となった。
新体制になったきっかけは、今年の6月23日にゴレンジャーと言われる5人で集まった際に、党の運営について色々とご指摘を受けたこと。
私自身、結党準備から4年半かけて積み上げてきたつもりだったが、このタイミングで党の運営がおかしいとの指摘があり、かなりショックだった。
なかなか皆さんに党の運営についてしっかりと説明できていなかったという反省点もあり、それを伝えつつ2ヶ月くらいかけて分かってもらうように取り組んできたが、十分に伝えることができなかった。
その間、松田氏や他のメンバーから党や執行部に対して厳しいご意見をいただいたが、それが中での議論ではなく、役員の外への話に出てしまい、党の混乱を招く事態になるという判断をした。
それを率直に申し上げたところ、松田代表から党の混乱やうまくまとまれなかった責任を取り辞任をするという形で決定した。
また赤尾氏に関しても、アドバイザーを降りていただき、公認も取り消すという形で決定した。
こういった決断をするには私もかなり悩むところがあった。
いま議員をやり、事務局長をやり、さらに代表も、という形は相当苦しい。運営体制、党を作ってきたやり方がおかしいということであれば、自分が全てを辞職すれば問題が解決するのではとも考えたが、準備から4年と8ヶ月間の参政党プロセスを知っているのが私しかいない。
これまでも色んな揉め事はあった、話し合いもやってきた。
そういった中で参政党が目指す党の綱領、理念を中心に、組織があって、議員がいるという近代政党を維持していけるのは、全て見てきた自分がやっぱりやらないといけないのではないか、といろんな党員の声を受けて思った。
仮に私が抜けた場合は、参政党が参政党でなくなってしまうのではないか、という懸念を持った。継続して仕事を続けるという決断をし、そして代表に変わっていただいて、新体制でもう一度参政党の新しいチーム編成をやっていくと思うに至り、その旨を松田代表に伝えて合意した。
私を含めた運営メンバーが至らず、党の運営や選挙に協力いただいた皆さんが離れていくのは、非常に辛いものがあるし、苦しい。
ただ、ここでもう一度参政党の形をきちんと固めないと、今は大きくなっている最中なので、空中分解してはいけないと考え、このような決断をした。
こういった判断が、また敵対する人を作ってしまうかもしれない。
代表になって、ますます神谷が権限を持つ、と考える人がいれば色々な攻撃もあるとも思う。
そういったことも含めて、覚悟して参政党を立ち上げた。
投げ出すわけには行かない。
参政党の党員の皆さんは個人の利益や損得で集まっている人はいない。今まで一生懸命党の活動を支えてくださったと思っている。
いま国際情勢の変化が大きく、同盟国のアメリカなどでも社会が混乱している。いろんなところで暴動なども起きており、戦争もウクライナで実際に大きく戦闘がある、それがアジアの方にやってくる可能性も懸念される。また、一旦おさまっているが、コロナのパンデミックがまたアメリカ中心に始まるのではないか、という懸念もある。
そのような中で党員は『今のままでは日本が日本でなくなってしまう』という危機感でやっている人がほとんどなので、党員の思いがしっかりと形となって、自分達が新しい政党の運営に関われている、自分達が関わることで少し政治が動いている、そういった思いを皆さんに持ってもらえるような体制をきちっと作っていきたい。
まだ参政党は組織が十分ではないので、事務局が指示したりお願いしたりすることが多いが、この6月には全国を10のブロックに分けて、10人のブロック長をお願いし、51の各県連の皆さんにも就任をしていただき、いま新体制でみんなの声が反映できる体制を作っているところ。
この体制をしっかりと固めるまでは、私は責任を持って、批判も全部受け止めて事務局長として党を作っていく。
党の代表は臨時だと思っている。衆議院議員が増えたら、再度投票するなりして決めていくが、今は国会議員も一人しかいないので、今日の状況では私が代表兼事務局長という形でやっていく。
体制が変わることで、不満を持たれる方、失望される方もいると思うが、そこは行動で見せていくしかない。これからの参政党の活動をしっかりと見ていただいて、約束していることができているかどうか、そこで判断していただいて、党員の皆さんはこれからの活動を決めていただきたいと思う。
離れる人もいれば、残ってくださる方もいると思う。
残ってくださる皆さんとはピンチをチャンスに変えて、より強い、より大きな政党を作っていく。引き続き協力、ご支援をお願いしたい。
次に、藤本かずきボードメンバーより、地方選挙の結果と新たに入党した議員について報告がありました。
・現職議員の入党 なし
・地方選挙の結果、合計4名が新たに当選
福島県西郷村会議員選挙 新人 おざわゆうた
https://www.sanseito.jp/news/8460/
宮城県仙台市市議会議員選挙 新人 大河原ふゆこ
https://www.sanseito.jp/news/8454/
山形県高畠町議会議員選挙 新人 青柳たかし
https://www.sanseito.jp/news/8518/
岩手県盛岡市議会議員選挙 新人 寺長根ひろし
https://www.sanseito.jp/news/8580/
・所属議員数
参議院 1名
都道府県議会 5名
区議会 14名
市議会 92名
町議会 18名
村議会 4名
合計134名
・年内の地方公認候補予定者 1名増
滋賀県守山市市議会議員選挙 新人 北野ひろや
https://www.sanseito.jp/candidate/
続いて、衆議院議員選挙について、川裕一郎ボードメンバーより報告がありました。
第4次の公認候補予定者について、追加公認のみ、新人4名を発表。
https://www.sanseito.jp/candidate/
・愛知県第5区 こんだあかね
・三重県第3区 にわ正美
・滋賀県第3区 北野ゆうこ
・宮崎県第1区 しげいゆか
選挙区の変更が2名
愛知県第2区へ変更 佐藤健太郎
愛知県第9区へ変更 村井タカヒロ
公認の取下げが2名
・東京比例ブロック 赤尾由美
・宮崎県第一区 重井くにあき(しげいゆかに交代)
合計102名の公認候補
4名増2名減
平均年齢は44歳
男女比は男性54名、女性48名
「まだ公募は続いている。目標の130名まで良い候補者を立てられるよう努力を重ねていく」
続いて新しいボードメンバーとして新開ゆうじボードメンバーの紹介、本人からの挨拶がありました。
「九州ブロックを担当。結党以来、参政党の中で様々な活動を通じて、国民の皆さんに今の政治の現状、問題をしっかりと認識していただくために九州の仲間とともに戦ってきた。
今回ボードメンバーを引き受けさせていただいた。これから皆さんといろいろご縁をいただければと思っている」
引き続き神谷事務局からの報告です。
「先ほど川県議より102名の公認ということだったが、選挙が伸びたこともあり、公認候補の再調整という形で、選挙区の見直しを進めている。
調整中のところがあるので、来月の記者会見では公認候補の交代、追加公認を含めて発表していく」
(質疑応答については動画をご確認ください。)
閉会挨拶は川副代表から行いました。
「今日は冒頭から松田代表の辞任ということで、マスコミの皆さんへの発表と同時に、党員の皆さん、国民の皆さんがお知りになった。
動揺している党員も多数いると思うが、是非とも参政党を信じていただきたい。
新たに代表に就任した神谷宗幣。私はかれこれ14年来の付き合い。
お互い市議会議員として政治をしていく中で、その間ずっと見てきた。実直にこの国のために政治を行ってきた。私利私欲の政治をしたことはない。
なかなか理解されない部分もある、一部では独裁とも言われている。
ただ、一番近くで見ている私が彼に思うのは、強いリーダーシップ。
彼のような存在がないと、こういう政党は誕生しないし、国政政党にはならなかった。
残念ながら、松田代表は辞任となった。これまでの活動に感謝を申し上げると同時に、これから参政党が目指す国づくりを実現するために、新たにもう一度、力強く再出発するための記者会見だと思っている。
不安に思っている党員の皆さん、是非とも参政党を信じていきたい。
まだまだ執行部の中にも足りない部分はあるが、皆さんと力を合わせて、この国が少しでも良くなるようにこれからも活動を続けていく」
次回の記者会見は9月28日(木)を予定しています。
【8月30日定例記者会見 アーカイブ動画】