全国のみなさん、こんにちは。北海道稚内市の市会議員、平尾護と申します。
今、稚内市をはじめ宗谷地方が風車建設ラッシュとなり大変な事になっています。私たちが見慣れた稚内の雄大な自然は昨年よりすっかり一変してしまいました。
 

どこを見ても風車だらけになり山から突き出しそびえる大型風車に脅威さえ感じます。
何万年もかけて創られた大自然はいとも簡単に破壊され動物たちは勿論、私たち住民にも悪影響が出てきています。
 
稚内市とその周辺には現在稼働中と工事中の大型風車が合わせて205基建設されています。これにこれから計画中の風車が現在分かっているだけで302基、合わせて507基になろうとしています。そしてこれは更に増える事が予想されています。
 

私たちはせめてこれから建てられる風車だけでも阻止したいと行動を起してきました。
その一つの事業が（仮称）宗谷丘陵南風力発電事業であり稚内市、豊富町、猿払村にまたがる広大な原生林を壊してそこへ風車の建設がされようとしています。
これは事業実施想定区域が約18,000ha（東京ドーム3,910個分）に重機を入れ何万年もかけて創られた大自然を壊していきます。
 

猿払村の河川には日本最大の淡水魚で、国際自然連合（IUCN）と環境省が絶滅危惧種に指定する“イトウ”が生息しています。
また日本で2か所しかないといわれるイトウの産卵場所の一つがこの事業実施想定区域に入っています。そのため、もしも風車が完成し稼働後に想定される風車からの騒音や地下を伝わる振動、低周波音による影響などでイトウが生息するには非常に厳しい環境になってしまい正に絶滅するかもしれません。
 
そして熊は住処を追われ人間の居住区に下りてきます。すると人間は駆除という言葉を発しながらその熊にまた銃口を向けるのです。鳥は風車の羽に打たれて死んでいき小動物や虫たちも住めない宗谷地区になってしまいます。
何より心配されるのは風車から発生する低周波音による住民への健康被害でありこれは風車病と呼ばれ、頭痛、不眠症、イライラ、耳鳴り、めまい、血圧変動、等々人により症状や発症期間は違いますが現在稼働している風車の近隣住民に健康被害を訴えている人もいます。
 
壊された自然は再生が始まってから自然度10にもどるまでには300年かかると言われています。こんな事が一部の事業者が行うたった20年の金儲けのために許されていいのでしょうか。
この大自然はかけがえのない財産です。子供たち、孫たち、そして次の世代へと残していくのが私たちの責任です。
 
そこでお願いがあります。今、私たちにできる事はこの（仮称）宗谷丘陵南風力発電事業 へ意見書を書くことです。
しかし、締め切りが令和5年(2023年)10月16日と迫っています。
日にちがありませんが1人でも多くの人に意見書を書いていただきたくお願い申し上げます。
 
用紙は既定のものでなくても結構です。（A4用紙 住所氏名 必須）
難しく考えることはありません。環境破壊、環境保全に対する思いを簡単で良いので書いて少しでも稚内と宗谷の自然を守ることにご協力下さいますようお願いいたします。
 
配慮書の縦覧
縦覧期間：令和5年(2023年)9月13日～令和5年(2023年)10月16日
インターネットによる公表：事業者ウェブサイト
「(仮称) 宗谷丘陵南風力発電事業　計画段階環境配慮書」の電子縦覧について
 
意見書
「環境の保全の見地からのご意見をお持ちの場合は、ご記入願います。」と書かれています。
氏名、住所をご記入のうえ、難しく考えず私たちの思いを簡単で良いので書きましょう。
（仮称）宗谷丘陵南風力発電事業 計画段階環境配慮書　ご意見記入用紙
 
意見書の投函は
縦覧場所に備え付けの意見書箱に投函（令和5年10月16日（月）まで）
北海道宗谷総合振興局保健環境部環境生活課・稚内市庁舎（3階エネルギー対策課）
稚内市宗谷支所・稚内市沼川支所・稚内市立図書館・猿払村役場・豊富町役場・豊富町定住支援センターふらっときた
 
もう日にちが無いので遠方の方は直接事業者宛に郵送していただきたくお願いいたします。
 
意見書郵送先
〒106-0032 東京都港区六本木6丁目2番31号六本木ヒルズノースタワー15階
ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社
事業開発本部　開発第１部　開発第3チーム 宛
（令和5年10月16日（月）当日消印有効）
 

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平尾　護（ひらおまもる）

北海道稚内市議会議員
平尾　護（ひらおまもる）
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北海道稚内市緑5丁目38-2
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