2021.06.25
安全なオーストラリア、タスマニア島の現地の声
2021/06/25 松本裕子
オーストラリアのタスマニア州に住む50代女性にインタビューした。英語の先生で12歳の娘がいる。アフガニスタン難民の世話もしており政治的にはリベラル。
オーストラリアの新型コロナの状況は、6月24日現在新規感染者数11名。シドニーで海外便のフライトアテンダントが感染。
タスマニア州にはほぼ感染者はいない状態が続いている。ロックダウンはこれまでで6週間のみ。大学のオンライン授業以外は、普通の生活でマスクはなし。CHECKINというアプリで、レストランや公共施設への利用時にQRコードをスキャンするのがコロナ対策。海外から来る人の2週間待機は義務。
映画製作で滞在しているハリウッドのクルーや俳優は特別扱いで2週間の待機義務免除の場合があるが、経済活性化になるとして容認されている。
留学生は現地の大学生より高額な学費を払っているのにオンライン授業のみで不満を募らせている。
ワクチン接種率は、オーストラリア全体で現在2%。ファイザー製かアストラゼネカ製か選択できる。60歳以上の接種は進んでいる。副反応があるので、12歳の娘の接種は考えていない。本人は、ファイザー製を選び接種は1〜2ヶ月先。
84歳の義父母は、車に乗ってフードコートで毎日同じメニューをほぼ同じ時間に食べに行く日常を過ごしている。
昨年の8月にクルーズ船ルビープリンセス号の乗客がシドニーで、新型コロナ感染者も含め下船し、その何人かがタスマニア州に戻る。これは、昨年2月の横浜ダイヤモンドプリンセス号と同じような状況だった。日本政府は下船させず、オーストラリア州政府は下船させた。州政府はこれを重大ミスとして謝罪している。
彼女の東京オリンピックへのコロナ対策は、例外無しで2週間待機を義務化すること。これが日本人を守る政策だと自分たちの経験から主張している。
参考文献
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Tasmanian man in his 80s becomes state’s third coronavirus …