2025年12月17日、参政党は年内最後となる定例記者会見を開催しました。臨時国会の総括、地方選挙および衆議院選挙の公認発表、外国人問題への政策提言など、多岐にわたる報告を行いました。

国会では衆参合わせて18名体制となり、15名となった参議院では、会派として党首討論や代表質問が可能となったこと、また、全ての委員会に党のメンバーを配置できたことで、各委員会でそれぞれの議員が質問できるようになり、党の問題意識を広く国民に伝えられるようになったと手応えを語りました。
新人の国会議員が多い中、質疑が滞りなく行えるか懸念もありましたが、豊田ボードメンバーをはじめとする党の部長職やスタッフが議員と一体となって調査・質問作成にあたったことを評価しました。その結果、非常に「参政党らしい」独自の視点を持った質問を出すことができたと振り返りました。
補正予算については、「補正予算の原則遵守」と「積極財政」の観点から反対討論を行ったと明かしました。一方で、政府が掲げる「積極財政」という言葉には期待を寄せており、次年度の本予算案において総理がどのような覚悟を持って予算を組むのかを厳しく注視していく姿勢を示しました。
議員定数の問題をめぐり日本維新の会から協力を要請された件に触れ、18議席という数が政局に影響を与えうる存在になったことを実感したと述べました。
「国益にかなうこと」であれば協力するが、国を混乱させるような動きには乗らないという一定の一線を引いて来年度の国会に臨む考えを示しました。
本年度は参院選での議席増を目指した前半から、後半は急増した議員を支える組織と人材の育成に注力した一年であり、大きなトラブルなく国会を乗り切ったことで、来年度に向けた基盤が整ったと総括しました。
次に吉川里奈 副代表より、地方議員の入党および今後の公認候補予定者について報告しました。

12月17日時点での党所属議員は197名となりました。
以下の9名が新たに公認となりました。
公認候補予定者一覧(リンク)
重点選挙区に限らず、全国で引き続き公募を実施しています。
地方選挙公募(リンク)

続いて豊田真由子ボードメンバーより今後の党イベントおよびプロジェクトについて案内しました。

2026年3月7日(土)、ベルサール高田馬場にて政治資金パーティーを開催します。
参政党の思いを共有いただきながら、共に地域と日本を良くするという思いを皆様と一緒に作っていける会にしていきたいと考えています。
参政党FEST 2026「協奏」特設ページ(リンク)
「次世代のリーダー育成のためのDIYスクール」第6期を2026年1月10日開講。「グローバリズムと日本人ファースト」をテーマに掲げ、12月20・21日には渡辺惣樹先生による特別講義も実施します。
DIYスクール第6期特設ページ(リンク)
来年3月1日までにボードメンバーや国会議員が全都道府県を回ります。
外国人問題やスパイ防止法、コロナ、減税などの課題を皆様と共有し、これからの日本に役立てていくためのプロジェクトです。
日本人ファーストプロジェクト(リンク)
共に志高く、日本の未来を作っていく仲間を継続募集しています。
スタッフ・秘書募集(リンク)
次に安藤裕ボードメンバーより、第5次公認合格者2名を発表しました。

本日12月17日時点で、公認候補予定者は合計64名となりました。
男女比は、男性39名、女性25名。
平均年齢は45歳です。
引き続き衆議院議員の候補者を募集をしておりますので、応募をお待ちをしております。
衆院選候補者公募(リンク)
次に、梅村 みずほ 参議院議員(外国人問題対策PTリーダー)より、17項目の政策提言について発表しました。

9月末に「日本人ファーストプロジェクト」を立ち上げ、10月1日に記者会見を行いました。「外国人問題対策プロジェクトチーム」は発足以来、大津力議員、中田優子議員らと共に、党員へのアンケートや省庁・専門家へのヒアリング、講演会などを通じて議論を深めてきました。そして今回、全17項目の政策提言をまとめ、今後は閣僚への手渡しや、来年の国会論戦での活用を予定しています。
全17項目のうち、特に以下の3項目(1番、2番、17番)については、法案の提出も視野に具体的な議論が進められています。
17項目全ての詳細については、公式ホームページに掲載されています。今後も広く意見を募りながら、外国人問題対策プロジェクトを進めてまいります。
(質疑応答については動画をご確認ください)
吉川りな副代表が、東京都の条例に関する動きや来年度への決意を述べ、会見を締めくくりました。

(写真)
問題点があるとして参政党の都議3名が緊急記者会見を行った、東京都の「女性活躍推進条例」が本日可決されたことに触れ、「おかしな方向性」に対しては、地方議会であっても声を上げ続ける必要性を強調しました。
現状、東京都議会での参政党の議席は3名であり、多数決では及ばない現実から、投票に行くことや首長を選ぶことの大切さを改めて都民・国民に訴えました。
この条例については、個人の「無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)」にまで踏み込む内容であると危惧を示し、国の方針の誤りが地方自治体へ波及しているとの認識を語りました。
また、今年参政党が注目を浴びるきっかけとなったのは、都議補選での3名の当選や、夏の参議院選挙であったと振り返りました。特に、梅村みずほ議員の参画が「参政党旋風」を巻き起こす大きな力となったと謝意を述べました。
多くの国民が抱いていた「何かがおかしい」という違和感に対し、参政党の「日本人ファースト」という訴えが強く共感された結果、国会議員が18名にまで増えたと分析しました。
党内の体制(豊田ボード、和田政宗氏ら)を強化し、議員・スタッフが一丸となって裏方の基盤も固めていく方針です。これらは党のためではなく、日本の国益、そして「子供たちの未来」のためであるという立ち位置を明確にしました。
引き続き、党員、サポーター、支持者の皆様と共に、日本を良くするために邁進していく決意を表明しました。
最後に司会を務める予定だった川副事務局長が体調不良により欠席したことに触れ、参加者の皆様へ体調管理への留意を呼びかけ、年末の挨拶としました。なお、来週はボードメンバーによる街頭演説会を計画しており、詳細は追ってSNS等で告知される予定です。
詳細は動画をご覧ください。