参政党は国会閉会後の6月25日に、定例記者会見を開催しました。
皆さん、こんにちは。
6月22日の国会が閉会後、本日は初めての記者会見となります。今国会では吉川議員を中心に「選択的夫婦別姓」への反対を強く訴えた結果、成立が見込まれていた法案が、今回決定を回避できたことは、参政党の支援者の皆さんの声をしっかりと受け止められたのではないかと思っています。
そのほか、米の問題や外国人に関する様々な問題、例えば「外免切り替え」なども争点となりました。後ほど鈴木議員から詳しい報告があるかと思いますが、国民経済が非常に疲弊し、物価高に苦しんでいる中、政権与党が十分な対策を打てなかった。選挙前に「2万円の給付」が話題になっていますが、全く不十分であり、石破政権には国民も我々も非常に厳しい評価をしています。
そうした中、我が党としては6月15日に「演説甲子園」を開催し、全国45選挙区の候補者が一堂に会し、それぞれの県の課題や思いを訴えました。同日には尼崎市、あわら市、西尾市で選挙があり、いずれもトップ当選を果たしました。さらに22日の都議選では初戦ながら4人中3名が当選し、存在感を示せたと考えています。
また、お願いしていたクラウドファンディングも目標に達する見込みで、支持率の上昇も受け、当初は大阪・東京を中心に戦う予定でしたが、神奈川や愛知といった定数4の地域も重点区に加えて戦いを広げる方針を発表しました。
このほか7月にも地方議員選挙が続きますし、衆議院の候補者も早急に集めなければなりません。選挙後の9月27日からは第2回目となる政治塾を開催することも決定しました。党員も大幅に増えていることから候補者募集に力を入れていきたいと考えています。
一方で支持が広がるにつれ、街頭演説などでの妨害行為も酷くなりました。多いときは50人規模で妨害があり、警察が何十人も出動する事態が発生しました。SNS規制については大きな意味では反対ですが、普段の政治活動に対する妨害については早急な対策が必要です。暴力行為が起き怪我人が出てからでは遅く、我が党が3年前から妨害を受け続けている現状をぜひメディアの皆さんにも取り上げていただきたいと思います。
最後に国際情勢についてです。イランとイスラエルの衝突は停戦合意がなされそうな形となってきました。我々と経済政策などが近いこともありトランプ政権を高く評価してきました。アメリカがイランを空爆したことにアメリカは方向転換したのかと思い落胆しましたが、その後アメリカがイランとイスラエルの間に入って停戦仲介に動いており、戦争拡大を防ぐ姿勢を示したので、我が党としてもこの動きを後押しし、ウクライナ戦争の早期終結を求めていきたいと考えています。
以上、冒頭のご挨拶とさせていただきます。引き続きよろしくお願いいたします。
続いて、先の都議選で当選した3名が登場し、ご挨拶いたしました。
望月まさのり 都議会議員
「皆様、こんにちは。世田谷区選挙区より当選いたしました東京都議会議員の望月まさのりでございます。今回の都議選では多くの方々からご信託をいただき、身の引き締まる思いです。ここを通過点として、次の参院選に向けて参政党の議員団として徹底的に取り組んでまいります。今後ともよろしくお願いいたします」
https://sanseito.jp/news/n3788/
江崎さなえ 都議会議員
「皆様、こんにちは。この度、練馬区より当選いたしました江崎さなえと申します。皆様の期待に応えられるよう勉強に励み、都民生活が豊かになるような議員活動に邁進してまいります。また来月始まる参議院選挙では『さや』さんを国政に送り出すため、全力でサポートしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします」
https://sanseito.jp/news/n3796/
もがみよしのり 都議会議員
「皆様、こんにちは。大田区選出のもがみよしのりです。この度、大田区において2万5000票の信託を受けました。命を燃やして大田区から東京都へ真の都民ファーストを目指し、活動していきます。参議院選挙に向けても東京都議団として必ず結果を残します。どうぞよろしくお願いいたします」
https://sanseito.jp/news/n3805/
次に神谷代表より質問主意書についての報告がありました。先月から提出した質問主意書の主な内容は次のとおりです。
「現時点で、私から25本、北野ゆうこ議員から1本、吉川りな議員から8本、合計34本の質問主意書を提出したことをご報告いたします」
続いて、鈴木ボードメンバーより国会活動報告を行いました。
「150日間の通常国会が終わりまして、これから選挙になりますが、まず冒頭に申し上げておきたいのは、今回の国会で総点とされていた物価高対策などが一切詰まる前に閉会を迎えたという、大変残念な結果になったということです。
自民党は2万円の現金給付を掲げていますが、この2万円の算定根拠は、国民が年間で納めている消費税のうち食品部分に相当すると説明されています。しかし、食品で2万円の消費税を払っているということは、10%の税率から逆算すると、年間の食費が20万円、すなわち月1万6000円程度で国民が暮らしている計算になります。国民がその水準で生活していると分かっているのなら、本来は減税をすべきであるのは明らかですが、この議論をする前に国会は閉会しました。
その前段として、我々野党として7党7会派でガソリン減税法案を提出しましたが、理屈をこね回されて採決すらされませんでした。採決の見通しがないのに提出したなどと批判されましたが、定例に開かなかったのは前委員長です。参議院側では2時間の質疑を行いましたが、その際の理事会では「採決に値しない」という発言がありました。この点については、我々衆議院に対してどういう意図での発言なのか、改めて指摘をしなければならないと考えています。
この問題はまだ解決していません。選挙はどうあれ、臨時国会も含めて継続して議論していく必要があります。今回、衆議院側で法案を通過させることができたのは非常に大きな前進であり、それは衆議院選挙で参政党に議席を与えていただいた皆様のおかげで、我々が会派を組み、他党との交渉・調整にあたることができた成果だと考えています。
引き続きこの流れを維持し、参議院選挙を経た後には、参議院側でも組織的な交渉ができるようにしていきたいと思っております」
次に、地方選挙と公認候補予定者について北野ゆうこボードメンバーよりご報告いたしました。
今回、現職議員の新規入党はございません。
地方選挙の結果についてです。
6月15日の選挙では3名が当選しました。
福井県あわら市議会議員選挙 新人・中垣内 えり香(なかがいち えりか)さん
https://sanseito.jp/news/n3585/
愛知県西尾市議会議員選挙 新人・神田 敬祐(かんだ たかひろ)さん
https://sanseito.jp/news/n3594/
兵庫県尼崎市議会議員選挙 新人・高野 由里子(たかの ゆりこ)さん
https://sanseito.jp/news/n3589/
また、6月22日の東京都議会議員選挙では3名が当選いたしました。
世田谷区選挙区 新人・ 望月 正謹(もちづき まさのり)さん
練馬区選挙区 新人・江崎 早苗(えざき さなえ)さん
大田区選挙区 新人・最上 佳則(もがみ よしのり)さん
以上、合計6名が当選いたしました。
これにより、所属議員は衆議院3名、参議院1名、都道府県議会7名、区議会13名、市議会106名、町議会20名、村議会4名、合計154名となりましたことをご報告いたします。
続きまして、第33次 地方公認候補予定者の発表をいたします。
https://sanseito.jp/candidate/
令和7年7月20日 選挙
石川県議会議員補欠選挙(金沢市選挙区) 新人・荒木 博文(あらき ひろぶみ)さん
沖縄県那覇市議会議員選挙 新人・和田 圭子(わだ けいこ)さん
令和7年9月21日 選挙
大阪府摂津市議会議員選挙 新人・長田 知樹(ながた ともき)さん
令和8年3月 選挙
愛知県東海市議会議員選挙 新人・山内 遼平(やまうち りょうへい)さん
神奈川県逗子市議会議員選挙 新人・伊東 万美子(いとう まみこ)さん
以上5名が新たに公認を受けました。
続いて、年内の直近3か月に行われる地方選挙をご紹介します。
7月選挙
8月選挙
9月選挙
以上、9名が選挙を控えております。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
次に、川裕一郎副代表より事務局連絡をいたしました。
私から事務局連絡として3点ご報告いたします。
まずは、先月スタートしたクラウドファンディングですが、目標金額1億2,000万円に対し、先ほど確認したところ1億1,528万円となっており、約5,000人の方からご寄付をいただいております。
参政党は企業・団体からは1円も献金を受けておらず、今回の選挙についても党員の投票やクラウドファンディングでの寄付、一部の政党交付金などによって戦っています。今回のクラウドファンディングも皆さまからのご支援によって参議院選挙を戦うことができる状況です。目標達成まであとわずかです。
冒頭、代表からもお話がありましたが、ご寄付が集まれば集まるほど重点地域を増やすことができ、当選できる議員の数も増えてまいります。クラウドファンディングは7月20日まで開催しておりますので、引き続きご協力をよろしくお願いいたします。
続きまして、地方議員選挙の候補者募集についてです。
重点地域として27か所を設定しており、以下のとおり発表させていただきます。
以上27か所を重点地域として公認候補を募集しております。
その他の地域についても選挙がある場合は随時対応いたします。
参政党のこれまでの選挙実績ですが、今年に入り25戦22勝、勝率88%となっています。我こそはという方がいらっしゃいましたら、ぜひ参政党のホームページからご応募いただければと思います。
最後に定例の東京街宣についてです。
本日17時より、有楽町駅前で街頭演説を行います。参政党のボードメンバー、新たに当選した都議会議員3名、さらに参議院選挙の候補予定者と共に開催いたします。ライブ配信も行いますので、ぜひご視聴ください。
次に神谷代表より次期参議院選挙の選挙区および全国比例候補予定者の追加を発表いたしました。
<京都選挙区>
「元々の候補者を差し替え、谷口 青人(たにぐち あおひと)さん(46歳)を公認候補とすることになりました。谷口さんは自衛官を経て、現在は農業を営んでおられます」
<全国比例>
「弁護士の安達 悠司(あだち ゆうじ)さん(42歳)を9人目の全国比例候補者として公認いたしました。安達さんはもともと京都選挙区で公認を受けていましたが、今回全国比例に回る形となります。
ご本人がいらっしゃいますので、まず一言ご挨拶をお願いしたいと思います」
あだちゆうじ 全国比例候補者 挨拶
「ただいまご紹介にあずかりました、この度、参政党の全国比例代表の公認をいただきました、安達 悠司と申します。私は京都で弁護士の仕事をしており、42歳で小学校5年生と2年生の子どもがおります。参政党では3年前の参議院選挙にも立候補させていただき、それから活動を続けてまいりました。
特に3年前の10月からは「創憲」といって憲法を1から作る活動を行ってまいりました。そして5月17日には参政党の憲法案を発表し、6月20日には神谷代表が憲法に関する本を出版されました。私は一連の活動に創憲チームの責任者として関わり、この憲法案は、これまでのものと違い、一般国民や党員からアイデアを集めた全く新しい憲法案となっております。
私は今回の選挙を通じてこの憲法案を全国に広げて、国民に憲法への関心を持っていただきたいと考えています。自分たちで憲法を1から考え直す、作り直すという動きを広げていきたいと思っています。簡単ではございますが、私からの挨拶とさせていただきます。ありがとうございました」
神谷代表
「ありがとうございました。安達さんとは、今週の金曜日、6月27日10時からオンラインのウェビナーを開催します。参政党の憲法案について様々な質問や意見が寄せられており、それにすべてお答えしていきます。また、この憲法案はまだ叩き台ですので、これからブラッシュアップをしていきます。党員アンケートも行い、その結果発表や「ここは文言が足りない」「こう直した方がいい」といった意見についても、オンラインで皆さんと一緒に考えていく場を設けます。私と安達さんが司会進行を務めながら進めていきますので、ぜひご参加ください」
続いて神谷代表より、参議院選挙の特設ウェブページについて発表いたしました。
https://sanseito.jp/sanin_election_27/
公約等は6月6日に発表しましたが、それをまとめた特設サイトを本日オープンしました。本日午後1時から公開しています。選挙や候補者の情報はホームページにも掲載していますが情報が多いため、ぜひ特設サイトをご覧いただき、選挙判断の参考にしていただきたいと思います。
また、最新の広報誌もできましたので発表いたします。
DIYタイムズVol.16 https://sanseito.jp/news/n3632/
これで全候補者が確定し、安達さんが最後の1人となりました。全国比例9名、選挙区45名、合わせて54名の候補者の写真入りチラシを作成しました。さらに「政権与党の7つの大罪」と題し、問題点を指摘した資料や、先日発表した「3つの柱と9の政策」の重点政策をまとめたチラシも作成しました。これらを全国の党員とともに配布してまいります。
では予定していなかったのですが、つい先ほど日本記者クラブから通知が来ましたので、この場を借りて発表いたします。次の参議院選挙について、参政党は直近の国政選挙で有効投票の2%以上を獲得しているものの、5人以上の国会議員がいないため、この2つの要件を満たした政党しか公開討論には呼ばないという通達が来ました。
これは以前から強く意見を述べてきましたが、都議選では石丸氏の「再生の道」は候補者が多い政党として、かなり地上波のテレビにも出て発言していました。しかし参政党は自民党に次ぐ54名もの候補者を擁立し、1人区では「自民党 」vs「立憲・共産連合」 +「参政党」という構図ができています。それにも関わらず公開討論に呼ばないことについて、この場を借りて強く抗議いたします。
この通知は今届いたばかりですが、改めて対応を求めていきます。判断は記者クラブですが、マスコミ各社にも判断いただきたい。国民の知る権利や政治参加の自由を担保するのであれば、参政党はもはや泡沫政党ではなく、都議選でも議席を獲得できると証明したと思っています。ですので選挙においては他の国政政党と対等に扱っていただきたいと重ねて要望します。
ちなみにNHKは公開討論会に参政党も他党と同じように呼ぶと回答をいただいています。ぜひ民放各社の皆さんも対等に扱うようにとメディアの皆さんから声をあげていただきたい。我々の政策や思いを広く国民の皆さんに平等に知っていただけるよう、場を用意していただきたいと強く要望いたします。
(質疑応答については動画をご確認ください)
次回の記者会見は7月末を予定しています。