2024.04.19
行き過ぎたL G B T教育から子どもたちをどう守るか?|きくちなぎさ
熊本市議会議員の菊地 渚沙(きくち なぎさ)です。
2023年6月、性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律、いわゆるL G B T理解増進法が可決されました。
私はこの法律が可決された時、言われもない恐怖を感じました。
まだ性に目覚めていない子どもたちの無垢な心に、行き過ぎた知識を植え付けることは、後々取り返しのつかないことになる可能性があります。
子どもたちを守るためにはどうしたら良いのか。私は一般質問で問題提起し、市役所職員にL G B Tの思想が何をもたらすのか?何を目的としているものか?背後にある共産主義思想について国内外の情報を伝えることにしました。
その時に参考にしたのが、元FBI捜査官のクレーオン・スカウセンが書いた「裸の共産主義者」(The naked Communist)という本です。1958年にアメリカの共産党が掲げていた45の目標が書かれています。国家の破壊を目論む現代の共産主義者はより高度な作戦で、民衆の心理を巧みに操り、アメリカ国家の弱体化を目標としていることが分かります。
・社会的、人種的、宗教的、性的差異の中から、弱者を見つけ出し、強者と同じ地位を要求させ社会を分断すること。
・我々の言論に反対する者には「人種差別主義者」「外国人嫌い」「同性愛差別者」などのレッテルを貼って、反論させないこと。
・非異性愛者の地位を向上させ、異性愛者に抑圧者であるというレッテルを貼り、罪悪感を抱かせ、正常な家族形成や子育てを妨げること。
(45の目標のうち一部抜粋)
昨年9月の一般質問では、日本に先駆けてL G B T教育を行なってきたアメリカで起きている社会問題を例に挙げ、LGBT理解増進法施行に伴う懸念について、(1)本市におけるLGBT教育の開始時期(2)LGBT教育の具体的な方針を教育長に質問しました。回答は「教科書の発展的内容で取り上げるが、基本は個別対応とする」とのことでした。教科書を実際に見せてもらうと、半ページほどに触れている程度でした。
その他の取り組みとして、市の主催のL G B Tに関する講演に足を運び、本市のL G B T教育がどのように行われているか注視したり、L G B T教育の背後にある共産主義の思想について、教育委員会、男女共同参画課、人権課の担当職員の方に情報共有しました。
その結果かどうか断定はできませんが、新年度の予算でL G B T関連の予算が減額されました。さらに、次期教育振興基本計画・教育大綱の策定(市の最上位教育計画)にあたり小中学生にアンケート調査を実施されたのですが、子どもたちから寄せられた「様々な人の個性という違いによって生じるいじめや差別をなくしてほしい」等の意見が反映されました。「学校における性に関する指導を充実させ、科学的知見に基づく正しい理解や性的マイノリティの多様性の理解促進による人権意識の醸成を図るなど、いのちを大切にする教育の推進」の文章から“性的マイノリティ”が削除されました。小さな一歩かもしれませんが、性的マイノリティに特化する内容が民意の反映によって、修正されたのです。
L G B T理解増進法の第五条には「行政機関等及び事業者は、性的指向又は性自認に係る社会的障壁の除去の実施についての必要かつ合理的な配慮を的確に行うため、自ら設置する施設の構造の改善及び設備の整備、関係職員に対する研修その他の必要な環境の整備に努めなければならない。」と示されています。国が示した内容のうち“地域の実情”を踏まえる上で、「民意の反映」が水際で子どもたちを守るブロッカーの役目を果たした可能性があります。
私は地方議会には可能性があると信じています。
その理由は、市の職員さんと話をしていても、世の中を滅茶苦茶にしようと考えている人は皆無だからです。
議会にたった一人の参政党議員でも、微力かもしれませんが無力ではありません。
L G B Tの思想が何をもたらすのか?何を目的としているものか?背後にある共産主義思想について国内外の情報を担当課職員に伝えたり、L G B Tの公開講座に子どもが参加できるものが含まれる場合は報告を求めることもできます。
現に熊本市の場合、L G B T予算は減額しています。隣町の参政党の議員がいない自治体では小学1年生の性教育から、L G B T教育を積極的に導入している情報も入っているので、参政党の議員がいない自治体がとても心配です。
市議会議員になって一年が経ちました。改めて参政党の地方議員として使命を果たしていきたいと思うと同時に、国が決めた方針によって地方に次々と槍が降ってくるので、早く仲間を増やしたいです。これからも子どもたちを守るため、自分に何ができるか考え行動していきます。
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きくち なぎさ
Kikuchi Nagisa
所属議会
熊本市議会議員(熊本県熊本市)
経歴
東京農業大学応用生物科学部生物応用化学科 卒業
小学4年生の双子の母
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