2024.08.16
【記者会見報告】令和6年7月31日 定例記者会見
参政党は7月31日(水)15時より定例記者会見を行いました。
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最初に神谷宗幣代表より挨拶がありました。
「皆さん、こんにちは。本日もお集まりいただきまして、ありがとうございます。この4月の中旬に、党を代表して1週間ほどヨーロッパへ視察に行ってまいりました。詳細については、8月10日の我々の政治資金パーティーで報告いたしますので、あまり詳しくは言えませんが、ドイツとオランダを訪れ、それぞれの国の国会議員や外務省から出向されている方々、党員の方々とお話をし、ヨーロッパの移民問題、エネルギー問題、農業問題、そして政党関係者には政党運営の問題、欧州における政治状況などについてヒアリングを行ってきました。
その間、アメリカではトランプ大統領候補が狙撃されるという非常に大きな事件があり、バイデン氏が候補者を降りることになり、副大統領のカマラ・ハリス氏が候補者になりそうだという状況です。日本のメディアでは、ハリス氏が人気だと報じられていますが、アメリカの政治家に聞くと、そうでもないようなので、現状ではトランプ体制になる可能性が高いと思っています。我々日本の政治家としては、トランプ氏が大統領になった場合を想定して、外交政策や国防政策を考え、日本側から提案していく必要があると考えており、参政党内でも、こういった議論を党員の皆さんと進めていきたいと思っています。
国内では、自民党の総裁選の話がちらほら出てきています。誰が総裁選に出て、誰が総理になるかによって次の選挙状況が大きく変わってきます。国政改革委員の80数名と、追加で公募もする予定ですが、総裁選の結果や解散のタイミング次第で、選挙体制を大きく変える必要があると思っています。もし衆議院選挙が来年まで延びるのであれば、来年7月の参議院選挙に焦点を合わせた陣立てに変える必要があります。我々のような小さな党は、いつ来るかわからない衆議院選挙を待っているだけでは体制が固まらないので、総裁選の動きを見て選挙が延びるようであれば、参議院選挙に向けての体制を組むと。
自民党はすでに第一次公認を出されておりますが、参政党も年内に45の選挙区での候補者を立て、比例区の候補者を決めていくということを軸に体制を組み直した上で衆議院選挙に臨む必要があります。我々は小さい党なので、2つの選挙の両構えはできないので、どちらか一方に絞った形にしないといけない、ということを今議論しているところです。
参政党の政策に関わるところでは、厚労省が感染症の分類に関して、風邪のような症状のものも報告するように変更するという発表がありました。党員からの問い合わせが多く、先ほど厚労省に確認しましたが、風邪を5類にするということではなく、感染症をより早期に発見できるように報告義務の範囲を広げる方針のようです。ただし、あまり範囲を広げすぎると現場の方は仕事が増えますし、感染症を過剰に煽ると国民の不安感を高めすぎるのも良くないと思うので、これに関してはもう少し調査しながら意見表明をしたいと考えています。
最後にお詫びですが、前回の記者会見で発表が漏れてしまった地方議員の公認についてお知らせします。岡崎の伊藤さんと西条の八木さん、この2人の発表は本来前回の記者会見で行うべきでしたが、漏れてしまいました。この点について、党員関係者の皆様にお詫び申し上げます」
次に、高井ちとせボードメンバーより地方選挙に関して報告がありました。
現職議員の入党 無し
地方選挙 無し
所属議員数
参議院 1名
都道府県議会 5名
区議会 13名
市議会 94名
町議会 17名
村議会 4名
合計134名
→ https://www.sanseito.jp/member/
地方選公認候補予定者
→ https://www.sanseito.jp/candidate/
第21次公認候補予定者
愛知県岡崎市議会議員選挙 新人 伊藤 正義(いとう まさよし)
愛媛県西条市議会議員選挙 新人 八木 邦靖(やぎ くにやす)
第22次公認候補予定者
愛媛県四国中央市議会議員選挙 新人 佐藤 駿(さとう しゅん)
次に、新開ゆうじボードメンバーより衆議院選挙に関して報告がありました。
衆議院選公認候補予定者
→ https://www.sanseito.jp/shuin_election_50/
第15次公認候補予定者
比例代表 四国ブロック 小林 直美(こばやし なおみ)
公認辞退 1名
比例代表 四国ブロック 佐藤 駿(さとう しゅん)
現在の衆議院選挙公認候補予定者
比例代表 6名
小選挙区 81名
公認候補決定 86名(重複 1名)
平均年齢:45歳
男女比:男性 49名(57%) 女性 37名(43%)
続いて事務局からの報告がありました。
まずは川裕一郎副代表からです。
「政治資金パーティー開催の再度のご案内をいたします。8月10日の土曜日、あと10日後になりますが、神戸国際展示場2号館にて参政党の政治資金パーティーを開催させていただきます。国内外からのゲストを招き、現在の世界的な政治情勢を考える集まりになりますので、ぜひご参加ください。これまでの参政党の政治資金パーティーでは、1週間前から急激に販売件数が伸びてくることがあり、当日券がなくなる可能性もありますので、事前にチケットを購入していただければと思います」
続いて新開ボードです。
「前回の記者会見でもお伝えしましたが、新しい人材の発掘ということで9月から来年の3月までに計9回の開催を予定している参政党の政治塾についてご報告いたします。7月から募集を開始し、現在50名近くの方に応募いただいております。全国9ブロックそれぞれでの開催予定ですが、催行が8名からということで幅広くお声がけさせていただいています。
企画としても各ブロックの参政党の所属議員が中心に各地で運営、単なるオンラインでの座学だけではなく、日々の議員の活動を体験できるカリキュラムとなっています。ウェビナーで説明会を開催したところ、特に若い世代や子育て中のお母さんといった、議員が大事というのは分かっているけれども、もう一歩踏み込めないような方々にも大変興味を持っていただいております。
一回あたりの受講料は2000円強ということで、。最終的には多様な人材に参加していただけるのではないかと考えています」
最後に高井ボードです。
「参政党の議員団を中心として新しく『給食プロジェクト』を立ち上げます。正式な発表は8月になりますが、給食の質の向上を目的とした活動を始めます。詳細は次回の記者会見で発表します」
次に質疑応答が行われました。(一部抜粋)
Q. 次期参院選での党としての目標と、選挙区と比例それぞれの擁立方針についてお聞かせください(NHK)
A. ありがとうございます。参議院選挙についてですが、前回も45の選挙区に全てに候補を立てました。次回も45の選挙区は全て立てるということ、それから比例に関しても前回の5名以上の比例候補は立てたいと思っています。年内中には公募もかける予定です。
しばらく参政党では選挙がありませんでしたが、8月からは選挙が続きますので、来月以降はその発表もしていきます。国も色々と動きがありそうで、この7月8月は党全体の方向転換を模索しているところではありますが、国会議員が1人しかいないとやはり活動範囲も限られますので、今も無所属で活動されているような方々と連携して活動はできないかという話はしております。秋から始まるであろう臨時国会に向けての準備を進めて来月は皆さんに報告したいと思います(神谷)
最後に閉会の挨拶を新開ボードより申し上げました。
「本日もお忙しい中お集まりいただきありがとうございました。選挙がしばらくないかもしれないということで、いま代表からもお話がありましたが、現在は組織の強化とアップグレードに全力で取り組んでおります。引き続き、皆様のご指導を頂ければと思います。本日はありがとうございました」
次回の記者会見は8月21日(水)を予定しています。