参政党は3月26日に定例記者会見を開きました。
冒頭で神谷代表は今後の活動方針などについて説明いたしました。
まず、3月9日の第5回党大会において、予算および活動計画が承認されたことを報告。あわせて、党として初めての代表選挙を5月1日から7日までの日程で実施する方針を発表しました。
候補者の発表は次回の記者会見で行う予定です。
従来の規約には代表選挙の規定が存在しませんでしたが、党の成長に伴い党員の意見を反映する形で、代表選任権限をボードメンバーから選挙管理委員会へ委譲。選挙はボードメンバー(100票)、地方議員(50票)、支部役員(50票)、運営党員(50票)の合計250票を配分し、ドント方式により集計します。
投票は、役員と議員が郵便、運営党員はインターネットで行います。選挙期間中のゴールデンウィークには、東京、大阪、名古屋、福岡、仙台などで候補者による公開討論会を開催する予定です。
神谷代表はまた、私的な事情として、第3子が3月13日に誕生したことを報告。一部の活動を休止していた理由を説明しました。
さらに、党の広報活動として展開しているポスターシリーズについても触れ、第1弾「政治はロックだ」、第2弾「愛と政治」に続き、来月は第3弾、そして参議院選挙に向けた第4弾を発表予定であると述べました。
それぞれ政権や大きな権力に向かって声をあげていこう、家族や地域に対する愛情が反映される政治をやっていこう、ということが反映されていること、デザインをロックや映画のポスターのようにあえて奇抜なものにして、賛否両論を受けることで、参政党が新しいことをやっていると見てもらえるようにしています。
SNS規制に関する懸念として、選挙ポスターに関する公職選挙法の一部改正が行われたことを受け、今後SNSに対する過度な規制が行われないよう、政府への質問主意書を提出していることを明かしました。参政党はインターネットを通じて結党された背景があり、活動の自由を確保するためにも慎重な議論を求めています。
また、他党の議員が国会で取り上げた質問として、『SNS上で民間企業が有償で依頼した、参政党や国民民主党を持ち上げ、自民党や立憲民主党、財務省などを批判する投稿の呼びかけ』についても言及。「党としては一切関与しておらず、背景の説明がなく、誤解を生むような切り取った質問にはSNS上で抗議を行った」と説明しました。
加えて、統一教会との関係を指摘する一部の噂については「事実無根」と強調。ひどいものに関しては法的な対応の準備中だと述べました。特定の宗教団体や企業、業界団体からの支援は一切受けておらず、個人の寄付とボランティアで運営されている政党であることを改めて説明しました。
最後に、提出済みの質問主意書についても報告。SNS規制に関するもののほか、外国人の居住実態調査、ITプラットフォームにおける削除措置、いぐさの問題、薬の研究、外国人の国際免許に関するものなどが含まれています。
→ 質問主意書|参政党
続いて鈴木あつし議員より国会活動に関する報告がありました。
「現在、国会では予算案の最終調整が進められており、年度内成立を考えると、非常に窮屈な日程となっております。参議院での議論となるため、直接的に申し上げることは多くありませんが、衆議院も無関係ではなく、対応に注視してまいります。
さらに現在、政治改革特別委員会において、企業・団体献金の廃止に関して議論中です。参政党も共同提出者として加わっており、引き続き議論の行方を注視しながら、検討を進めてまいります。参議院での日程感を考えると、近く結論が求められる可能性もあり、我々も駆け引きの中に入っていますので、適切に考えていきます。
加えて、衆議院の選挙制度改革協議会や国会改革協議会など、各種協議会も進んでおります。参政党としても積極的に考えを述べており、いずれも期限のある課題であることから、何らかの結論を得るよう、各党とも協力してやっていきます」
続いて、地方選挙の結果について、北野ゆうこボードメンバーより報告がありました。
現職議員の入党 無し
地方選挙結果
2名当選
令和7年3月23日投票
東京都小金井市議会議員選挙 齋藤 康夫(さいとう やすお)・現職
→ https://sanseito.jp/news/n2242/
広島県廿日市市議会議員選挙 三宅 洋一(みやけ よういち)・新人
→ https://sanseito.jp/news/n2251/
党所属議員
衆議院:3名
参議院:1名
都道府県議会:5名
区議会:13名
市議会:98名
町議会:19名
村議会:4名
合計:143名
年内の地方選挙予定(直近3か月以内に行われる選挙のみ)
→ https://sanseito.jp/candidate/
続いて、川裕一郎副代表より、事務局連絡が行われました。
「2点報告いたします。第一の報告は、政治資金パーティー「参政党フェス2025『飛躍』」についてです。5月17日にベルサール高田馬場で開催予定であり、本日23時59分までに先行予約された方には特典が用意されております。参加申込は参政党の公式ホームページから可能です。毎日多数の方にご購入いただいており、このパーティーを盛り上げて夏の参議院選挙へと勢いをつなげていきたいと考えております。
もう一点は、本日17時50分より有楽町駅前広場にて街頭演説会を開催いたします。6名の弁士を予定しております。
この様子はYouTubeでも配信されますが、現地ならではの臨場感がありますので、お近くの方はぜひ駆けつけて頂きたいと思います」
次に、神谷代表より第27回参議院選挙の公認候補予定者の追加発表が行われました。
今回は新たに2名が公認候補として決定いたしました。
→ https://sanseito.jp/sanin_election_27/
<全国比例区>
寺西一浩(てらにし かずひろ)氏・45歳・新人
出身:名古屋市
現在の職業:株式会社human pictures代表取締役・映画監督・作家
<福島選挙区>
大山 里幸子(おおやま りさこ)氏・51歳・新人
出身:郡山市
現在の職業:会社役員
全国比例候補者:5名
選挙区候補者:41名
計46名
公認候補予定者のまとめ
候補者の平均年齢:47歳
男女比:男性25名・女性21名
「福岡については最終選考まで進んでおります。青森と鹿児島については候補者の選定が難航しておりますが、引き続き多くの方にお声がけをし、候補者決定を目指します。本日すべての選挙区での候補者発表を予定しておりましたが、達成には至りませんでした」
次に全国比例候補の寺西一浩氏が挨拶に立ちました。
「皆さま、こんにちは。寺西一浩です。
私は作家・映画監督として活動しており、現在もドラマの脚本などに携わっております。このたび、参議院全国比例区から立候補予定者として頑張ることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
私が掲げる政策の柱は以下の3つです。
1つ目は『積極財政』の推進。現在、国民の生活が非常に厳しい中で、特に消費税の廃止を訴えてまいります。
2つ目は『文化政策の強化』です。クリエイターやフリーランスなど、文化を支える人々がこの国でしっかり食べていけるような制度・仕組みを作っていきたいと考えております。
3つ目は『若者の政治参加』の促進です。Z世代やゆとり世代をはじめ、若い世代の投票率の低さがデータで指摘されています。
私が今回の選挙に出ることで、若者たちが私を追いかけ、ドキュメンタリー映画を撮るというプロジェクトも始まりました。全国比例という立場を生かし、全国に行っていろんな人たちと対話しながら、国民の皆さんの意見や思いを掬い上げて、政策に反映させていきたいと考えています。
どうぞ、皆さまの応援をよろしくお願いいたします
続いて、俳優の大村崑氏が寺西氏への応援のため登壇し、熱いエールを送りました。
「大村崑です。私は昭和・平成・令和の三つの時代を生きてきました。今年で93歳になります。93歳になると、自分でも初めてのことですが、親しい友人がほとんどいなくなります。スマホを見ても連絡先に名前が出てこない……。そんな中、若い人との付き合いが心の支えになっています。
寺西監督とは映画を通じて親しくなりましたが、監督という仕事は甘いも酸いも辛いも何もかもしてなかったら監督はできません。たくさんの監督と僕もご縁がありましたが、1番若くて頭が賢くて、タレントのことも役者のことも子役のこともみんな愛してくれていい作品を作ってくれるのは彼しかいません。
その彼が政治の世界に入るというなら、私も応援しなければと思ったわけです。彼を政治家として育てる――その入り口に皆さんと一緒に立っているのだと思います」
また、寺西氏との縁について、大村氏は次のようなエピソードも披露しました。
「寺西監督との出会いは偶然ではありません。昔、島倉千代子さんという歌手がいましたが、寺西氏はそのプロダクションの社長を務めていました。表に出るタイプではありませんでしたが、たまに会うたびにその優しさやユーモア、そして人の心をしっかり掴む力を感じていました。
「これから全国を周りますが、私もスケジュールが合う限り、応援に回りたいと思います。どうぞ体に気をつけてね…体に気をつけることで僕が言えることは、この体でここまで来れたのは、ライザップのおかげだと思ってます」
会場から思わず笑いがこぼれます。
ご自身の健康維持の秘訣にも触れながら、大村氏は人生の経験を交えて、会場の記者そして画面を通じて聴衆に語りかけました。
「私は86歳のときに女房に連れられてライザップにいやいや通い始めました。担当者はスーパーマンのような男だった。第一、役者は教えてもらう仕事ではないんです。人の芸をみて自分のものにする、その人が死んだら自分のものになる。僕の中には森繁久弥の芝居と、藤山寛美の芝居がいっぱい入っている。それが自分の財産になる」
「だからあれこれ指図されたら、絶対ついていけないなと思っていたけど、その頃は自分のお腹が1mくらいになって、腰を曲げて歩いていた。それがやってみると段々筋肉がついて、背筋も伸びて、今日も一人でこの会場に来れました。
新幹線も一人で移動するから大勢の人に声をかけられる。一人だと言うと、すごいですねーと、93歳だと言うと、えーっ!とびっくりされます。
だから皆さん、元気な体で生きようと思ったら、よく噛んで、うんこが浮く!空気があってうんこが浮くのがいいと専門家が言っている」
「それからよく眠ること、最後に一番大事なのはよく笑う!僕を泣かして怒らせていじめた先輩はみんな死にました。
人をいじめたり、人を困らせたりしたらダメです。政治家とは、人を喜ばせて、幸せな生活を与えるのが仕事です。寺西監督は、まさにそうした政治家になる人物です。監督もいいけど、政治家になるのは素晴らしい。僕のような古い人間、経験してきた人間が言うから間違いないです。一つよろしく、よろしく、よろしく、応援ください。ありがとうございました」
大村氏の力強い応援に、会場は温かい拍手に包まれました。
次に質疑応答が行われました。
記者:寺西さんにお伺いします。映画監督としてご活躍されてきたところから政治の道に進まれるとのことですが、そこでなぜ参政党を選ばれたのか理由を教えてください。(共同通信)
寺西氏:私は職業柄、さまざまな政党の方々と接点がありました。その中でも、私はもともと鈴木代議士の後援者でしたので、鈴木氏から神谷代表をご紹介いただきました。そこから参政党の書籍をすべて読ませていただき、また、私の助監督が参政党の動画を視聴して感銘を受けました。
私自身は、単に一般人として応援することもできますが、自分も議員として盛り上げていきたい、自分の政策も実現したいという思いが強くなりました。
参政党では、しっかりとした選定プロセスがあります。筆記試験や8人にもなる本部面接、党員による投票などがあり、それをクリアしなければ公認は得られず、選挙にも出られません。こうしたところがちゃんとしているなと。今の政治離れの中で、2世など色んな問題もあると思いますので、この党はしっかりとしているな、というところで参政党を選ばせていただいたのが一番大きいかなと思います。
記者:ありがとうございます。次に神谷代表にお伺いします。冒頭で選挙ポスターなどを含む公選法規制について言及がありましたが、「二馬力選挙」や「SNS上の偽情報対策」など、現在残っている論点についてのお考えをお聞かせください。(共同通信)
神谷代表:「二馬力選挙」については、党として正式に方針を決めたわけではありませんが、基本的には適切ではないと考えています。選挙は候補者一人を立てて応援するのが原則ですから、その形は崩さない方がいいと考えています。
SNSに関しては、先日、ガイドラインが出されましたが、それ自体に大きな問題はなかったと認識しています。名誉毀損や犯罪行為を禁じるという、既存のルールを踏襲した内容です。ただしプラットフォーマー(SNSの運営側)に対する圧力で情報が削除されるようなケースや、知らないところで検閲が行われているというのは怖いと思います。
昨日の特別委員会でもお話ししましたが、デマと呼ばれるものが事実なのか間違った情報なのかという判断はなかなか難しく、たとえば「デマだ」と批判されていた私たちのコロナに関する主張も、3年4年経って正当性が見えてきました。我々は叩かれたり情報を消されたりしていたので、検閲という形で情報が抑圧されることは良くないと考えています。ただし、犯罪行為や人のプライバシーを晒したり、名誉毀損、心理的に追い詰めたり、といった状況は看過できません。
今後ガイドラインを策定する際には、「どういったものがダメでどういったものがいいか」「どういうプロセスで制限が行われるのか」が可視化されるべきです。ガイドラインだけ作られて、ブラックボックスでやられると、権力を持っている人、お金を持っている人が都合のいいように情報を捻じ曲げてしまうことは、絶対に許されてはいけません。
記者:ありがとうございます。次にクラウドワークスに関する件で、SNS上で「抗議する」との表現がありましたが、何か文書などで抗議文を出したなどは具体的にありますでしょうか。(共同通信)
神谷代表:件の発言は立憲民主党の杉議員によるもので、事実を述べている部分については間違ったことは言われていません。ただ、全体像が示されず、一部の情報だけが提示されていたことが印象操作につながってしまったと思います。
誰が発注したのかなどを含めた全体をきちんと提示していただければ、私たちも抗議することはなかったのですが、その説明がなかったために、私のX(旧Twitter)で2回ほど釈明の投稿と街頭演説でも話しました。それが報道としても取り上げられ、みなさんが拡散していただいた結果、党へのクレームも収まりましたので、現時点でそれ以上の対応は考えていません。
なお、国会議員が院内で発言する自由はかなり広く認められており、現時点で法的措置などは検討していません。
記者:ありがとうございます。最後鈴木議員に伺います。予算案が修正され、主に高額療養費の扱いについて衆議院に差し戻される可能性もあると聞いていますが、その点についてのご見解を伺います。(共同通信)
鈴木議員:現時点では予算審査は終わっておらず、最終判断は状況を見て決めるべきと考えています。高額療養費に関する修正には是とする部分もありますが、衆議院を通過した4日後に修正が入るという異例の経緯を踏まえると、衆議院側の対応としてどうなのかも含めて、慎重な判断が必要です。党としての結論は、最後まで持ち越したいと思います。
記者:神谷代表に2点伺います。昨日、石破総理が公明党の斉藤代表と会談し、価格高騰を踏まえた強力な物価高対策を予算成立後に実施する意向を示しました。野党立憲民主党からは予算案の内容が不十分ということを自ら露呈したことになり極めて問題だと批判する声が出ています。この件についてのご見解をお聞かせください。(NHK)
神谷代表:昨夜、私もその報道を見ました。ちょうど私たちは、所得税減税の問題について審議していたところです。今回の所得税の減税措置は額も小さく、物価高への対策としては不十分だと指摘していました。
そうした審議の最中に「予算成立後に追加対策を行う」と発表されたことには、では我々はこの予算を何のためにやっているんですかと。通過後に状況が変わったならまだしも、審議中にそのような発表をすることの良識を疑います。
記者:ありがとうございます。先ほど政治改革について鈴木議員からありましたが、政治資金規正法の見直しについてお伺いします。現在、企業・団体献金をめぐる与野党の案が3つ出されていますが、今月末までに結論を出すべきかについて、どうお考えでしょうか。(NHK)
神谷代表:この点については後ほど鈴木議員からも補足しますが、我々の基本的な立場としては、企業・団体献金は全面的に禁止すべきだと考えています。
団体や企業からお金をもらうことで、政治がその方向に引っ張られてしまう。これが今の政治の問題を生んでいると思います。だから我々は党を作る時から、そのような資金は一切受け取らない方針を明確にしています。
今回の共同提案でも、最も厳しい規制案を出しています。とはいえ、我々は数が限られており、理想だけでは前に進まないため、一定の妥協をした案も含めて協力しています。
鈴木議員:企業・団体献金については、河野元総裁からのヒアリングでも、「公開を原則とする」という自民党の立場も理解できるが、国民がそこに疑念を抱いている以上は、廃止が必要だという認識を持っています。
今やらなくてはいけないのは、国民の皆さんからの信頼をどう取り戻すかということを議論しているのであって、小手先の議論をするわけにはいかない、というのが我々野党の立場です。
4月1日までに結論を出すとされていますが、少なくとも一定の結論をみた上で、議論を継続するべきだと考えています。ここで区切って決めてしまって、過去に遺恨を残すと国民の信頼はさらに無くなっていくだろうと我々は考えています。
記者:冒頭の代表選挙についてお伺いします。選挙期間が5月1日から7日となっていますが、告示日が1日で、投投票が7日という理解でよろしいでしょうか?(時事通信)
神谷代表:告示日は1日で、投開票は9日です。郵便投票の関係で、投票期間は1日から7日までですが、郵送の遅延を考慮し、8日まで郵便の票を受け付け、9日に開票を行います
記者:9日の投開票日は臨時党大会のようなものを開く予定でしょうか?(時事通信)
神谷代表:党本部で会を開き、我々は当日現場で投票を行います。プレスリリースを出し、公開の場で皆様にご覧いただけるようにしたいと思っています。臨時党大会という扱いで問題ありません。
記者:候補者募集についてですが、応募資格はどのようになっていますか?(時事通信)
神谷代表:代表はボードメンバーから選出する規約になっています。5名の中から何名かが手を挙げる形です。
記者:現職の神谷代表は続投の意思がありますか?(時事通信)
神谷代表:はい、続投の意思があるので、私も手を上げさせていただきます。
記者:寺西監督にお伺いします。寺西優馬さんと泉ピン子さんがダブル主演の連続ドラマが制作されるそうですが、作家と監督の両立されていくのでしょうか?(WWW JAPAN)
寺西氏:神谷さんにも相談させて頂いたのですが、来年までドラマの撮影スケジュールや小説の出版もあるので、それは続けていきます。できる範囲で両立していきたいと思っています。
記者:代表選挙の投票について伺います。投票数は250票でドント方式、国会議員・ボードメンバーが100票、地方議員が50票、支部役員が50票、党員の50票は何党員になりますか(産経新聞)
神谷代表:運営党員です。50票割り当てられています。
記者:ボードメンバーは4名?(産経新聞)
神谷代表:ここにいる5名です。
記者:他にも出馬の意思がある方はいらっしゃいますか?(産経新聞)
鈴木議員:立候補者説明会を来月14日に開催予定です。そこまでお待ちください。
記者:参政党が今年成し遂げた主な役割や政策についてお聞かせください。また、自民党の保守系が元気がないという指摘についてはいかがでしょうか?(産経新聞)
神谷代表:吉川議員を中心に選択的夫婦別姓の問題で強く反対の声を上げてきました。最初は我々だけでしたが、保守党さんもできて2党になりました。
先日、自民、維新、参政党、保守党の4党が出席した国民大会も開催され、皆さんからの委任状も受けました。超党派でこういった取り組みが生まれてきたのは、まだ誰も声を上げなかった段階で、我々はこれは問題だとずっと言ってきたので、自民党の保守の皆さんも動いていただいて、流れができてきたかなと感じています。
また、外国人問題にも取り組んでいます。土地や企業の買収、犯罪などがあってもなかなか起訴されない、日本人とのトラブル、労働者やオーバーツーリズムの問題などもあります。
人権問題という人がいるので、さわりにくいんだとは思いますが、やっぱり問題が起きています。
我が党は、ちゃんと適法に来ていただいて、日本が好きで協力してもらえる人には当然協調して、共生していかなくてはいけないけれども、そうではないお金がない方、、犯罪を犯してしまうような方々を野放図に入れてしまうと社会が荒れていきます。
これは単なる予想ではなく、アメリカやヨーロッパでも実際に起きており、大きな社会問題となり、選挙の争点にもなっている国もあるくらいです。
我々はわかっているのに、それが放置するわけにはいかない、と結党当初からこの問題の重要性を訴えてきました。最近では問題が大きくなってきたから、他党の議員の中にも同様の声を上げる方が出てきました。
この2点については、我が党がしっかりと声を上げてきた成果が出てきたのでは、と感じています。
記者:参議院選挙で寺西監督はどういった層にアプローチしていきたいか、先ほど大村さんが応援に駆けつけるとおっしゃっていたが、どういった選挙戦を考えていらっしゃるのか。(東京スポーツ)
寺西氏:私は監督や作家といった職業ですから、文化人やいろいろなクリエイターの人たちが、この国できちんと「ご飯が食べれる」「仕事ができる」制度を作っていきたいと思っております。若者だけでなく、例えば子育てが一段落した親世代で文化活動がやりたいという人も多いですし、何歳からでも学べる時代ですから、いろんな層に伝えていきたいと思います。
今回、19歳から24歳のZ世代の方々が私のドキュメンタリー映画を制作してくださっています。私は全国比例で立候補予定なので、全国を回って多くの方々と対話し、その様子を映画として発信し、幅広い世代に訴えていきたいと思っています。
記者:大村氏はどれくらい来ていただきたいですか(東京スポーツ)
寺西氏:スケジュールの許す限り駆けつけるよと言っていただいてます。
大村氏:体力が続く限りやりますけど、過去には無理をして帰らない人となった役者さんを大勢見てきましたので、僕は8時間絶対寝ます。あと僕は片方の肺がなく、左目も見えず、耳は継母に殴られて聴こなくなって大きな補聴器入っているし。健康な身体だったら全部回るんですけど。
特に弱いところ、支持してほしいところを相談しながら回りたいと考えています。まだ具体的な日にちは決まっていません。よろしくお願いします。
記者:現在は比例代表に5人の候補者がいますが、最終何人ぐらい予定していますか?著名な方はすでにいらっしゃいますが、隠し玉的にご用意はありますか?(東京スポーツ)
神谷代表:最低でも7〜8人、現在も複数の方と交渉中です。場合によっては10人程度までの想定はしています。お金もかかることなので、無理に出すことはありませんが、ネットでもフォロワーも増え、応援が集まっています。フェスのチケットもいつもよりも売れていますので、そういった勢いもみながら、状況判断で少なくともあと3〜4人は候補者を出すと思います。
記者:5月17日のフェスのポスターで2人黒塗りになっているのはどういう意味でしょうか?(東京スポーツ)
神谷代表:1人は寺西さんです。大村さんにもご出演いただける可能性があると考え、仮で入れてますが、まだ現時点で正式な交渉はしていません。また、別の方にも出演をお願いしており、早ければ来月には発表できる見込みです。さらに、ゲストでまだ発表していない方もいますので、発表していないゲストが複数いるということを示すために黒塗りで表記しています。
最後に川副代表より締めの挨拶を行いました。
「本日はお忙しい中、報道関係の皆様にご参加いただき、ありがとうございました。ネットでご視聴の皆様にも感謝申し上げます。
3月9日には参政党の第5回党大会を開催し、次の参議院選挙に向けて一致団結できる党大会でした。その中で来年度の予算や活動方針もすべて承認されました。
最近は石破総理の商品券の問題など、政治とお金に関する問題が再び話題となっていますが、私たちはそれを潰しても、全て解決するとは思っていません。問題の本質は、そうした感覚を持った人々が政治を動かしていることにあると考えています。
私たち参政党は企業団体献金を一円も受け取っておらず、お金に関しては最もクリーンな政党であると自負しています。
次の参議院選挙でも、胸を張って戦い、さらなる飛躍を目指してまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます」
次回の記者会見は4月末を予定しています。