参政党 国会統括部 政策本部
令和6年12月24日、第216回臨時国会が閉会しました。新たに3名の衆議院議員を加えて迎えた本臨時国会では、以前にも増して充実した活動を行いました。
以下、その成果と活動内容について、報告いたします。
■法案賛否
これまで同様、すべての法案をボードで検討し、賛否を決定しました。今国会で審議・採決されたのは、予算含め法案等19本でした。
このうち、セキュリティ対策が不十分な「情報通信技術を活用した行政の推進等に関する法律の一部を改正する法律案(通称ガバメントクラウド法案)」について、党の基本政策に照らし、日本の「デジタル主権」が脅かされていると判断し反対しました。
■参議院 財政金融委員会(神谷宗幣 令和6年12月19日 質問時間18分)
質問内容(財政政策全般)>
加藤財務大臣答弁>
DXに関して「国内企業の競争力強化に目を配りつつ推進していきたい」との答弁を引き出しました。
■参議院 政治改革に関する特別委員会(神谷宗幣 令和6年12月24日 質問時間5分)
質問内容(外国人等によるパーティー券・政治献金問題)>
発議者・長谷川淳二議員の答弁>
「外国人のパーティー券の購入禁止を確保する手段としては主催者に書面による告知義務を課している」「特定上場企業リストは日々変化する持ち株比率により作成が困難で、その時々の判断になる」旨の(規制の不十分さが露見した)答弁がなされました。
■衆議院 政治改革に関する特別委員会(鈴木敦 令和6年12月17日 質問時間5分)
質問内容(政治改革関連9法案と企業団体献金問題)>
発議者・小泉議員>
「建設的な意見をいただいたことに感謝します」と答弁なされました。
発議者・奥野議員>
「逐条審議については賛同する」「企業団体献金の禁止については年度末までに引き続き真摯に議論したい」と答弁を引き出しました。
■衆議院 環境委員会(北野裕子 令和6年12月19日 質問時間15分)
質問内容(電気料金高騰と再エネ政策見直し問題)>
浅尾環境大臣答弁>
今後の電気料金推移の見通しや電気料金の価格目標について等いずれも、明確な答弁を避けたものになりました。
■衆議院 法務委員会(吉川里奈 ①令和6年12月12日 質問時間7分 ②令和6年12月18日 質問時間15分)
①質問内容(裁判官・検察官の報酬法改正)>
鈴木法務大臣答弁>
「犯罪が複雑化し、検察官の業務量が増加していくことも考慮している」「事件数や犯罪情勢など考慮して、体制の整備を進めたい」との答弁を引き出しました。
②質問内容(選択的夫婦別姓問題)>
鈴木法務大臣答弁>
「建設的な議論を深めていくためにも、様々な情報提供をしていきたい」「選択的夫婦別氏というものが何を意味しているのか、そういったことの理解もおそらくまちまちである」「国民の間で、そしてこの国会の間で、きちんとした議論が行われていくことを注目していきたい」などの答弁を引き出しました。
■質問主意書
質問主意書は、合計20本提出しました(第216回臨時国会分)。
選択的夫婦別姓、教員の長時間労働、外国人住民や留学生、闇バイト規制、薬物乱用実態、外国で取得した運転免許証の切替制度の見直し、ガバメントクラウドなど、幅広い分野の質問を取り上げました。
今回、質問主意書に関するアンケートを実施したところ、短い期間ではございましたが、党員の皆様から多くのご意見を頂戴しました。アンケートで寄せられた視点を基に、次期国会では、引き続き質問主意書を提出してまいります。
以上
■参考資料
●夫婦別姓の反対理由
https://sanseito.jp/2020/news/12552/
●委員会の質問動画リンク一覧
https://sanseito.jp/pdf/216th_Extraordinary_Session_of_the_Diet_01.pdf
●提出した質問主意書一覧
https://sanseito.jp/pdf/216th_Extraordinary_Session_of_the_Diet_02.pdf